3年連続でインフレが続いており、収まる気配もナシ。おまけに賃金は待てど暮らせど上がらない!
国や勤め先に期待してもラチが明かないなら、節約術や財テクを駆使して、セルフで"実質賃上げ"だ!! 未曽有の物価高を前向きに、明るくサバイブする知恵はこんなにもある! そこで【超最新版"国宝"級のちまちま節約術&財テク35連発】(全7回)を紹介。
*記事内の情報はすべて8月27日時点です。最新の情報は各種ホームページなどを参照してください。また、記事内の価格はすべて税込です
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ポイントはもはや"第二の通貨"! 自力で増やせる者が資本主義を制すのだ!
●ウエルシアでおトクに商品を買いまくれる裏ワザ
ドラッグストアのウエルシアでは、毎月20日にWAON POINTを使えば1ポイント=1.5円分として使える。
これは「ウエル活」と呼ばれる超おトクなポイ活術だが、そのポテンシャルをさらに伸ばす方法がある。
「先日、PayPayポイントはVポイントと相互交換が可能になることが発表されました。また、VポイントはWAON POINTとすでに手数料無料で等価交換可能。
つまりほかの買い物でためたPayPayポイントを、Vポイント経由でウエル活に使うという夢のルートが開通することになります」(ポイ活情報サイト『ポイ探』代表・菊地崇仁氏)
VポイントとPayPayポイントの相互交換がいつから可能になるのかはまだ明かされていないが、今後PayPayポイントの"通貨価値"が上がることは間違いない。今のうちから蓄えておくのが得策だ。
●散歩や通勤のついでに写真を撮って稼ぐ「インフラゲーム」

これは、市民が調査員となり、アプリの地図に示されたマンホールや電柱といった社会インフラを撮影・投稿することで、インフラ会社や自治体の維持管理に貢献。その対価としてAmazonギフト券などに交換できるポイントをもらえる仕組みになっている。
アプリを開くと、周辺の撮影対象が地図上に表示されるので、近づいて「チェックイン」を行ない、現地で指定されたアングルから撮影して投稿すれば完了だ。
そして、投稿した写真が承認されるとポイントが付与される。
●スマホポイ活プランを使いこなせ!
ドコモの「ドコモポイ活MAX」、auの「auマネ活プラン」、ソフトバンクの「ペイトク」など、キャリア各社がポイ活プランを次々と投入している。
関連サービスを利用することでポイント還元率がブーストされる仕組みで、例えばドコモポイ活MAXに加入すると、dカードもしくはd払いのポイント還元率が+10%(最大5000円相当/月)される。
ただし、ポイ活プランは各社の通常プランよりも基本料金が高く設定されている点には注意してほしい。
例えばドコモの場合、通常料金プランの基本料金は8448円だが、ドコモポイ活MAXの基本料金は1万1748円で、3300円も高くなる。特典を使って3300ポイント以上稼がないと、通常プランよりも損をしてしまうのだ。
毎月、自分がどれくらいのポイントを稼げるのか事前にチェックしてからプランを変更しよう。
●不動産クラファンでポイ活+投資の二重取り!
インターネットを通じて少額から不動産投資に参加できる「不動産クラウドファンディング」。
賃貸収入や売却益が投資家に分配される仕組みで、年利4~5%の投資案件も多いため資産形成の選択肢としても有用だが、ポイントサイトを経由して利用することで、リターンを劇的に高めることが可能だ。
中には「10万円以上の投資で1万5000円相当のポイントを還元」といった破格の還元額になっているケースもある。
ただし、これはあくまで投資であり、元本保証はない。
具体的には、不動産市況の悪化による元本割れのリスクや、運営会社が倒産するリスクも存在する。
ポイント還元という目先の利益に惑わされず、投資対象の不動産や運営会社をしっかり見極めた上で、企業のマーケティング費用を自分の利益に変える高度な戦略として活用したい。
●『東京アプリ』で7000円ゲットのチャンス!
2025年2月にリリースされた『東京都公式アプリ(東京アプリ)』が今、アツい。
都のイベント参加やアンケート回答などで「東京ポイント」がたまり、au PAY残高やdポイント、あるいは施設利用券などに交換できるのだ。
イベント内容は「都が主催するスポーツフェスティバルへの参加」や「防災ボランティアに登録して活動」「高齢者向けスマートフォン教室」など非常に多彩。
さらに本命は、2025年秋頃に予定されている大規模キャンペーン。
対象は東京都民のみだが、マイナンバーカードとアプリを連携するだけで、なんと7000円相当のポイントが付与される予定とのこと! 今のうちからアプリを使いこなし、このビッグウエーブに備えよう。
取材・文/伊藤将史 イラスト/沼田健