OpenAIの『ChatGPT Atlas』で週プレNEWSのアクセスランキングを表示し、そこから記事を要約。さらに音声での読み上げにも対応。
OpenAIやGoogle、そしてマイクロソフトなど生成AIに強いIT企業が続々と参入しているAIブラウザ。AI入門に最適で、これまで以上にネット閲覧がはかどる活用テクニックを紹介します!
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【〝ググる〟を終了させるAIブラウザ】OpenAIやマイクロソフト、そして昨年の12月にはGoogleからも登場したAIブラウザ。スマホやPCなどで一般的に使われるブラウザのChromeやSafariとの違い、利用するメリットなどをITジャーナリストの法林岳之さんにお聞きします!
――まず、最近はどんな種類のAIブラウザがあるのでしょうか?
法林 OpenAIは『ChatGPT Atlas』を昨年10月にリリースし、12月にGoogleが『Disco』の試験配布をスタート。そしてマイクロソフトのブラウザ『Edge』は、同社の生成AI「Copilot」が統合された〝実質AIブラウザ〟となっています。
AI関連で影響力の強い3社だけでなく、スタートアップ企業のPerplexity AIも『Comet』というAIブラウザを配信しています。
Googleが昨年12月にリリースしたAIブラウザ『Disco』はググらない方向に進化!
――これらは、どんな部分がChromeやSafariといったこれまでのブラウザと違うのでしょうか?
法林 例えばこれまでのブラウザを使って自動車用のバッテリーを調べる場合、【◯◯(車名) 対応バッテリー 価格】といったワードで検索していました。
これだとGoogleやYahoo!の検索結果にはスポンサー広告や、広告へ誘導するまとめサイトが多く表示されます。そして、まとめサイトにはAIが生成したと思われる長文と広告リンクがあり、知りたい情報になかなかたどり着けません。
一方、AIブラウザは搭載されるAIがネット上の情報を精査した状態で提示してくれるのが特徴です。なので、スポンサー広告はなく、表示される情報もより正確なものになっています。
――では、検索はしないと?
法林 これまでのブラウザは〝◯◯を調べる〟でしたが、AIブラウザは〝〇〇をして〟という指示出し(プロンプト)をする使い方になります。
例えば、先ほどのように自動車のバッテリー関連の情報を知りたい場合は、AIタブに【◯◯(車名)の対応バッテリーを価格順に表示して】といったプロンプトを入力します。
ここから【最安価格の時期は?】【ポイント還元率の高いサイトとの比較】、さらには【バッテリー交換方法の人気動画を表示して】などと、より具体的なプロンプトを追加することも可能です。
マイクロソフトの『Edge』で自動車用バッテリーの評価・価格をチェック。一般的な検索だと広告が表示されることが多いが、純粋な評価コメントを並べつつ、最安販売店も提示
――実際に使ってみると、これまでのブラウザ感覚で使えて、AI入門用には最適でお手軽。そして、価格情報をチェックするには、かなり見やすくて便利!
法林 表示された価格情報をそのまま表にしたり、最安値時期をカレンダーに記録させることもできます。
――ほかにはどのような使い方がありますか?
法林 ニュースなども【〇〇(サイト名)のアクセスランキング順に表示して】とすることで、ニュースサイトのトップページを表示することなく、表示されたリンクから目的の記事を読むことができます。
そして、【要約して】で長文ニュースも短くまとめた表示に編集。さらに音声での読み上げもできますので、ラジオ的な使い方もできます。
また、家電やスマホなどの取説を要約させて、自分が必要な項目だけを調べる。車移動の場合は、事前に渋滞情報を調べつつ、それを地図アプリに反映させてルート案内をするのにも活用できます。
――かなり便利な仕様ですが、ユーザーにとっての注意点などは?
法林 どのAIブラウザでもネットから情報を得て、それをAIが要約・編集しています。
また、情報のソースは表示されますが、それが信憑性の低いものの可能性もあります。なので、ユーザー自身による【〇〇(ソース元サイト)を基に価格表を作って】といったプロンプトも重要になります。
【AIブラウザの問題点とは?】――ところで、DiscoやChatGPT Atlasなど現在のAIブラウザは、Mac版が先行ローンチとなっています。これはどんな理由が考えられますか?
法林 AppleのパソコンであるMacが採用するMシリーズのチップセットは、iPhoneが採用するAシリーズのチップセットに近い開発環境となっています。
なので、利用者がそれほど多くないMac用を先にローンチして修正を行ないつつ、その後にiPhone版をローンチするのが効率の良い開発となります。続いて、Androidのスマホ版、そしてWindows版と配信されることになるでしょう。
――スマホ版の場合は、スマホのスペックによってAIの処理速度の違いが出る?
法林 アプリの処理速度の差が出るスペックのひとつがRAM(メモリ)の搭載量です。3万円台のRAM4GBモデルと、10万円台のRAM12GBモデルではAI関連の処理速度は大きく変わります。
それもあって近年、スマホのRAMは大容量化しています。Discoにはタブでアプリを生成する機能もあり、スマホ版で快適に利用するには、それなりのスペックが必要でしょう。
GoogleのAIブラウザ『Disco』で、タブにゲームを生成している画面。
――ユーザーにはメリットが多いAIブラウザですが、デメリットは?
法林 ネット広告が表示されないのはユーザーには快適ですが、ネット広告をなりわいとする人たちもいます。こういった事業者は今後、厳しくなるでしょうね。そして、AIが普及したことで既存のSEO対策も通用しません。広告業者は「どうしたらAIに拾われるか?」を新たに考える必要が出てきました。
そして、どのAIブラウザも〝より便利に使える有料版〟があります。どこも月額3000円前後で、悩みどころですね。現状、画像や動画の生成をしなければ無料版で十分なスペックですから。
――ネット閲覧のQOLが圧倒的に向上しつつ、調べ事のタイパ面も優秀なAIブラウザ。AI入門用として活用するのがオススメです!
取材・文/直井裕太











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