iPhone 17e(Apple/各9万9800円[256GB]~)。昨年のモデル16eのデザイン、6.1インチディスプレーを踏襲しつつ、チップセットは最新のA19チップを搭載。
iPhone、Galaxy、Pixel。国内4キャリアが採用する人気スマホ3シリーズに新モデルが続々と登場中。そのスペックや買い方、そしてそれぞれの進化のポイントを紹介します! *金額はすべて税込。情報は3月9日時点
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【17eは実質値下げ! サムスンは実質月1円!?】各キャリアが春モデルの新スマホラインナップを発表中。特に注目なのは4キャリア、そしてSIMフリーモデルも販売されるiPhone、Galaxy、Pixelの人気シリーズだ。
これらのスペックや購入方法、そして3シリーズがどのように進化し、スマホ業界の覇権を争ってきたのかをITジャーナリストの法林岳之(ほうりん・たかゆき)さんに解説してもらいます!
――まず、話題なのはiPhoneの新モデル「iPhone 17e」。昨年の16eから変わった部分とは?
法林 ストレージ容量です。16eは128GBでしたが、17eは256GBに増加。価格は据え置きの9万9800円~なので実質値下げです。
――これは朗報!
法林 ただし、この価格は昨年の段階で行なった各種部品調達に基づく設定。
――ストレージ増量以外の注目ポイントは? 今どき背面レンズが1個だけというのが気になりますけど......。
法林 iPhone 17シリーズには自撮り撮影時に自動で画角調整を行なう「グループセルフィー」機能があり、エントリーモデルである17eにも搭載されています。また、17eでもポートレートやナイトモードなどに対応している一方、超広角やマクロ撮影には対応していません。これらを重視するなら上位機種を選ぶ必要がありますね。
――AI機能は?
法林 最新のA19チップが搭載され、「Apple Intelligence」の生成機能も利用可能です。
――では、17eはどこで買うのが正解でしょうか?
法林 2年間で機種変するのが前提ならキャリアの端末購入プログラムで、2000~2600円前後/月の約24回払い。Apple直販では24回払いで4158円/月。
Apple直販は2年以上使って自分で下取りに出すこともできます。下取りを含めた総額で安くする直販か、月々のキャッシュフロー重視のキャリア購入かの判断になりますね。
――では、サムスンのGalaxyシリーズはどんな特徴がウリでしょう?
法林 まず、「Galaxy S26」シリーズはフラッグシップモデルになります。カメラはS26、S26+共に光学3倍、最大30倍のデジタルズームを搭載。
近年は生成AIアプリがいろいろありますが、スマホ内の機能として実装されているほうが使いやすさは上です。もちろん、翻訳や通訳なども利用でき、Googleと協業で開発された精度はAppleよりも一枚上手という印象があります。
左からサムスン電子ジャパンのGalaxy S26(13万6400円[256GB]~)、Galaxy S26+(16万9920円[256GB]~)、Galaxy S26 Ultra(21万8900円[256GB]~)。6.3インチディスプレーのS26、6.7インチディスプレーのS26+、そして6.9インチディスプレーでSペンでの手書き入力ができるS26 Ultraが登場。いずれも最高性能のチップセットを搭載し、「Galaxy AI」での画像生成や翻訳・通訳も爆速処理。独自機能の「デュアルメッセンジャー」はL
――機能充実だと、お値段もそれなり?
法林 1円/月です(笑)。これはソフトバンクの端末購入プログラムを利用した場合のS26(256GB)の実質価格になりますが、最新のフラッグシップモデルが機種変で1年間12円、近年ではありえない価格です。
――なぜソフトバンクは激安販売ができるのですか?
法林 昨年からソフトバンクが10年ぶりにGalaxyシリーズを採用したことで、Android端末全体で国内販売台数1位を記録しました。それもあってのサービス価格といった感じですね。
また、ソフトバンクは以前、傘下にあった中古スマホ流通会社のノウハウを吸収した部門が効率良く中古スマホを流通させられる。
Google Pixel 10a(Google/予想販売価格各8万円前後)。アメリカ、日本で販売が好調のPixelシリーズ。その最新モデルは6.3インチのディスプレー、チップセットなど昨年モデルを踏襲しつつ、IP68の防水・防塵性能やバッテリー性能をアップさせて近日登場予定。Pixelシリーズは「Pixel Drop」で新機能が定期的に追加されるのが特徴で、今年3月にはショート動画で見た服を特定したり、バーチャル試着が行なえたりといった日常で便利なAI機能が発表されている
――そして近年、日本で急速にシェアを伸ばしているのがGoogleのPixelシリーズ。昨年はAndroid端末で国内2位のシェアとなっている同シリーズにも新モデルが登場とか?
法林 すでにアメリカで新モデルの「Google Pixel 10a」(予想価格8万円前後)が発売され、日本でも近日中に登場予定です。昨年モデルのデザインやチップセットを踏襲しつつ、生成AIの「Gemini」をはじめとするAI機能を強化したモデルとなっています。
――注目の機能は?
法林 やはりAI機能です。Googleは「Pixel Drop」として定期的にGeminiなどの新機能を公開。1月に発表された音声による写真編集機能などは、シリーズ新端末から実装されます。
【フォルダブルスマホ大戦が勃発!】――現在、新モデルが続々と登場している3シリーズ。これらはどういった進化をしてきたのでしょうか?
法林 2009年にサムスンが初代Galaxy Sを発売してからライバル関係が続いています。
――でも、初期のAndroidって動作面でものすごく評判が悪かった気が!?
法林 2010年代前半、日本では"韓国メーカー"ということもあってサムスン製品は敬遠されました。しかし、当時から日本メーカーのAndroid端末に比べて圧倒的な快適動作を実現しており、韓国メーカーへの忌避感のない他国ではiPhoneのシェアを奪っていったほどです。
そして、有機ELディスプレーや画面内指紋認証など、サムスン端末が始めて他メーカーの端末でも定番化された機能が多いのも特徴です。
Samsung Galaxy Z TriFold。サムスンは2019年からフォルダブル(折り畳み型)スマホを販売する業界のパイオニア。昨年12月には3つ折り端末となるSamsung Galaxy Z TriFoldを一部の国限定で販売開始。価格は日本円で約44万円、フラッグシップモデルを超えるプレミアムモデルという位置づけだ
――サムスンがスマホの新機能を開発できる理由とは?
法林 サムスンはスマホ以前のフィーチャーホン時代から、携帯業界では常にシェア1位を争う企業でした。そのため今でもディスプレー、メモリーやストレージなどを開発・製造できるサプライヤーでもあります。だから自前で開発した新技術をいち早く実装できるのです。
――では、Googleはどういったスマホ開発を?
法林 10年からNexusシリーズを展開していましたが、これはサムスン、LG、モトローラなどに開発を委託したモデル。自社開発のモデルは16年から投入しているPixelシリーズとなります。
ただ、Googleは自社でAI機能を独占するわけではなく、自社製品から遅れて他メーカーにも機能を提供しています。他メーカーに提供した時点で、Pixelには新たな機能がサプライズ登場するという流れです。そして、今年1月にはApple Intelligenceの基盤として、GoogleのGeminiが搭載されることが発表されました。
つまり、サムスンはサプライヤーとして、GoogleはAI関連サービスを提供することで端末以外の収益があるのです。
Google Pixel 10 Pro Fold。(Google/26万7500円[256GB]~)。Googleは2023年からフォルダブルスマホに参入。昨年はPixel 10 Pro Foldを発売し、国内ではGalaxy Z Foldシリーズと2強の状況となっている。これら先行するメーカーに対して、Appleがどんな新機構を持ったフォルダブルスマホを発表するのかが注目されている
――この3シリーズ、今後のバトルのテーマは?
法林 折り畳みのフォルダブルスマホです。サムスンは昨年、3つ折りのスマホを海外で発売。Googleもフォルダブルスマホを23年から販売しています。
――いよいよ折り畳み時代に突入するスマホ業界。サムスンは"格安フォルダブル"発売の噂もあり、今後は低価格化にも注目です!
取材・文/直井裕太











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