4月9日(木)から5月3日(日)まで、東京・飯田橋のアートスペース「Roll」にて中村昇写真展 「染谷有香 赤いアルバム」が開催される。
1970年代から集英社の社員カメラマンとして『Seventeen』や『週刊プレイボーイ』などの雑誌を主戦場にし、定年退職後もグラビアの最前線で活躍を続けている写真家・中村昇。
週プレNEWS では、写真展を前に二人の対談を実施。出会いをさかのぼった前編に続き、後編では写真展の見どころに迫った。
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――おふたりの11年間の集大成として完成した写真集『赤いアルバム2015-2025』をもとにした写真展が、4月9日(木)から開催されます。いよいよですね。
染谷 私自身、写真展を開催させていただくのは初めてのこと。昇さんとの写真集が完成しただけでもありがたいのに、最後の最後で新しい取り組みをさせていただけるなんて夢みたいです。ここだけの話、所属するホリプロのタレントがカメラメーカーの主催以外で写真展を開催するのも初なんだそう。うれしいです。昇さんも、写真展を開かれるのはかなり久々なんですよね?
中村 30年以上ぶりじゃないかな。
――写真展用に改めて写真をセレクトされているときの昇さん、スゴく楽しそうでした。展示用のプリントに合わせて、データも作り直されて。気合いの入りようが伝わってきます。
中村 駆け出しの頃を思い出して楽しくなっちゃったんだよ。女性を口説いてはヌードを撮らせてもらい、写真雑誌に寄稿したり、写真展を開いたり。生意気にも、仕事とは別で自分の作品を発表することに、とにかく一生懸命になっていたんだよね。それが今回は、仕事の一環として、作品の展示に近いことをやらせてもらえている。楽しいことしかないよ(笑)。
――展示写真のセレクトは、どのような視点で行なわれたのでしょう?
中村 当たり前だけど、"グラビアの誌面で見ていい写真"と"展示のプリントで見ていい写真"は違うよね。今回、展示するのは基本的に週プレのグラビアとして撮った写真。それらをどうギャラリーの空間で見せるか。
染谷 写真展用のセレクトの中には、私も見たことがなかった写真がいくつかあって、驚きました。「こんなの撮ってたんだ!」って写真も。ちょっと衝撃です(笑)。
中村 グラビアでは絶対に使われないだろうなと思いながらも、僕が何かを感じた瞬間は、ちゃんと全部撮ってたんです。週プレの誌面ではウケないかもしれないけど、そういう写真ほど、額に入れたプリントで見ると映えるんだよ。是非、ギャラリーで、"空間としての写真"を体感してもらいたいですね。
――染谷さんのプロデュース企画で、小説家の一木けいさん、映画監督の江口カンさん、イラストレーターのたなかみさきさんとのトークイベントも開催予定です。皆さんがどのような観点で写真をご覧になるかも気になりますね。
染谷 今回展示をさせていただくRollさんのギャラリーコンセプトは「人間関係」。私と昇さんの関係性がどう空間に映えるかも楽しみですし、その空間で、一木さん、江口さん、たなかさんという、それぞれ違ったフィールドで活躍されている方たちと『赤いアルバム2015-2025』について話ができるのもワクワクします。
写真集が集大成だと思っていたけど、見に来てくだる皆さんの色んな言葉に触れて、少しずつ、昇さんとの11年を理解していくのかなって思うと、本当の意味で集大成を感じるのは、まだ先になりそうです。
――写真集と写真展のタイトル「赤いアルバム」は、昇さんが命名されたとお聞きしました。染谷さんとの写真関係をイメージしたときに「赤い」という言葉が浮かんできたと。最後に、昇さんの感じる「赤い」についてお聞きしたいです。
中村 ひと言では言えないけど、分かりやすいのは、前編で話した「赤線」の記憶。あと「赤っ恥」とか。普通、アルバムの写真ってどれもめでたいでしょ? 七五三、入学式、卒業式。人生の華やかな瞬間が詰まってる。でも、人生は華やかじゃない瞬間のほうが多いよね。失敗して悩んだり、恥ずかしい思いをしたり。ダメな部分があってこそ、人間は美しいとも思うんだけど......って、こうして言葉にするとつまらなくなるから、写真を撮ってるんだよね。
染谷 確かに。
中村 失礼かもしれないけど、ちょっとだらしないお腹の写真とか、結構撮ってるんだよね。
染谷 それ、昇さんじゃなかったらNGにしてましたよ! だらしないお腹なんて、普通に恥ずかしいですから。でも、昇さんに撮られてしまったなら仕方がない。ウソをついても見抜かれますし、隠そうとも思わなかったです。撮影後、ひとりで反省はしましたけど(笑)。
中村 あえて聞かなくても、何か悩みがあるんだろうなって。撮ってたら、だいたい分かるよ。11年あれば体型も変わって当たり前。調子がいいときもあれば、悪いときもある。でも、どんなときも堂々と、僕の写真を信じてカメラの前に立ってくれた。
染谷 昇さんに出会って、写真に興味を持つようになり、グラビアからヌードになって、その探究心は年々深まっていきました。ヌードはごまかしが効かないから難しい。そう昇さんに教わってからというもの、ごまかす必要がないくらいたくましくなりたいと、私なりに裸を育てた11年間だったと思います。昇さんに「たくましい」と言っていただけたことが、今、素直にうれしいです。
●中村昇(なかむら・のぼる)
1947年生まれ、東京都出身
〇日本大学藝術学部写真学科卒。1972年に集英社入社。『Seventeen』『週刊プレイボーイ』などに在籍。社員カメラマンとして主に芸能写真/グラビアの分野で活動。2008年の定年退職後はフリーに。78歳になる今もグラビアの最前線で撮影を続けている。
公式X【@noboru_n19h】
●染谷有香(そめや・ゆか)
1992年1月17日生まれ 千葉県出身
身長175cm 血液型=O型
〇2013年にグラビアデビュー。以降、"霊長類最強のグラドル"のキャッチフレーズで長らく活躍している。2021年、初ヌード写真集『This is the beginning』(光文社)をリリース。『SOUND of LOVE』(2024年公開)で映画初主演を果たした。
公式X【@someyaaa_】
公式Instagram【@someyuka_0117】
中村昇写真展「染谷有香 赤いアルバム」
会期:2026年4月9日(木)― 5月3日(日)13:00-19:00<月曜・休>
場所:Roll 〒162-0824 東京都新宿区揚場町2-12 セントラルコーポラス No.105
TEL:080 4339 4949(受付: 営業時間内)
詳細:https://yf-vg.com/roll/red_album.html
集英社の社員カメラマンとして1970年代から長年にわたって主に芸能写真/グラビアの分野で活躍を続ける中村昇の写真展を開催します。大学卒業後、1972年に集英社に入社し『セブンティーン』でのファッションワークを皮切りに、郷ひろみ、石田ゆり子・ひかり姉妹、井川遥、相武紗季など数多くのグラビア写真集を手掛けてきました。本展では、運命的に巡り合った俳優の染谷有香と『週刊プレイボーイ』の仕事の一環として2015年から約11年という月日をかけて積み重ねてきた写真集『赤いアルバム2015―2025』を元に、膨大な写真から厳選し展示、販売します。また、中村の仕事として欠かせない東欧ヌードの貴重なポラロイドなども併せて展示します。"グラビアは写真足り得るか"。中村自身がセレクトした本展にどうぞご期待ください。
取材・文/とり 撮影/五十嵐和博

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