呂布カルマ、悲願のプロジェクト始動!「奇跡的に今年頭にピース...の画像はこちら >>

『週刊プレイボーイ』でコラム「呂布カルマのフリースタイル人生論」を連載している呂布カルマ

ラッパーとしてはもとより、グラビアディガー、テレビのコメンテーターなど、多岐にわたって異彩を放っている呂布(りょふ)カルマ。『週刊プレイボーイ』の連載コラム「呂布カルマのフリースタイル人生論」では『ソファチーム』について語った。

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★今週のひと言「ついにソファチーム結成、悲願のプロジェクト始動!」

インタビューや飲みの席などで、この先の抱負を答えさせられることが多いのだが、俺はそこであえて音楽や芸能についてではなく、「チームでソファ造りをしたいです」と答える。これは一種のスカしなのだが、ウソではない。

俺の本業であるラップなどアートの分野においてはまだしばらく心配する必要はないのだが、今後多くの仕事がAIに置き換わっていくだろう(それ自体は歓迎)。そうした中で、いま一度手作業の尊さを感じている。近年俺が傾倒しているガンプラいじりもその系譜にある。

ソファ造りに至った経緯としては、新たな趣味とするなら手がかかればかかるだけいいよね→ガンプラよりも大きくて残るものがいいよね→本業と同じアートよりは実用性があったほうがいいよね→家具だね→家具の王様はソファだね→ひとりでやるのは大変そうだから仲間がいたほうがいいね→ソファチームだね、というものだ。

これは仕事ではない。しかし40歳を過ぎた男が人数を集めて始めることだ、学生の卒業制作レベルでは困る。とはいえ、知人をたどりプロの手を借りようと思えば、いくらでも借りられるだろう。

そことは一定の距離を保ち、あくまで手探りでちゃんとした製品と見まがうほどのソファを手造りしたいのだ。

逆にその設定のせいで、おいそれと始められるものでもなくなってしまったのだが、ここ2、3年あらゆる場面でソファチームの展望について語っていたところ、奇跡的に今年頭にピースがそろい、ついに念願のプロジェクトが転がり始めた。

実際1月から不定期に集まり、活動を開始。

しかし、素人が集まっていきなり良いものができるとは思ってはいない。そんなに簡単ならやる意味がない。

なんでもそうだが、まずは模倣だということで、アンティーク輸入雑貨商の知人から古い1人がけソファ1脚を譲り受け、それを手本としコピーするのが最初の目標だ。

まず自分たちで解体し、構造を理解して、パーツごとに複製、そして組み直しという工程を予定している。

現在なんとかバラし終え、次は材料選びとパーツの複製なのだが、ソファは想像していた以上に大変そうだ。

大の大人がそんなしょっちゅう集まれるわけではないので、それ以外の時間にYouTubeなどでプロの家具造りのノウハウを学ぶことにしたのだが、YouTubeに動画を上げているプロたちはどいつもこいつも工房で、それはもう手作業と言えるのですか?ってレベルの工作機械を駆使するのでイマイチ参考にならない。

確かに仕事として量産するならそれらの機械が必要になるのはわかるが、趣味でやる分にはそんな大きなマシンを手に入れることもできないし、設置する場所もない。ゆくゆくはどうなるかわからないが、初手としてはハードルが高すぎる。

しかし、電気駆動の機械が誕生するより以前から素晴らしい木製家具は存在する。本当の手作業でもできるはず!

昔の人は、城さえも重機を使わず建てていたのだから!

と自分に言い聞かせ、折れそうになる心に喝を食らわせつつ、ゆっくりと手間暇をかけてソファを形にしていくつもりだ。

俺の周りには商売をしている友達が多くいるので、出来上がったソファを寄贈してお店で使ってくれたらうれしいな、などと夢想する。

そのソファ、呂布カルマのソファチームが造ったんですよ。

え~~!? これ手造りですか? みたいなね。

撮影/田中智久

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