親の学歴や居住地域で違う? 就学時にはすでにある「教育格差」の実態

親の学歴や居住地域で違う? 就学時にはすでにある「教育格差」の実態

学歴社会である日本において、どんな教育を受けるかは、人生を大きく左右する一大事。
しかし、この日本にはあらゆる「教育格差」が存在する。たとえば、小学校入学時点で、すでに子供たちの間には学力格差があるし、公立の中学校同士でもその環境に格差がある。一見平等に見えても、現実は決してそうなってはいない。

そのような事実を徹底的なデータ分析から炙り出すのが、教育社会学者の松岡亮二氏の著書『教育格差』(ちくま新書)である。刊行後たちまち4刷と大きな反響を得ている本書から、日本の教育における格差の一端を紹介しよう。

■就学前にすでに格差が存在する!?

まず、驚くべきは義務教育が始まる前に子供たちの間には教育格差があり、それが小学校入学時点ですでに学力格差となって存在していることである。これには様々な要因との関連が見出せる。たとえば習い事の利用率が「生まれ」(親の学歴や居住地域)によって違うことなど、就学前の約6年間の過ごし方が子供によって異なることと関連している。

こうして小学校入学前に始まった格差は、小学校、そして中学校に進んでも縮まらず、やがてはっきりと学力によってコースが分けられる高校へと至るのである。

■日本は凡庸な「教育格差」社会?

日本の義務教育は、学習指導要領や教員免許制度などにより、「平等的」と国際的には評価されている。しかし、この「平等的」な制度も、すでに生じてしまっている様々な教育格差を縮めるほどの力は持っていない。そして国際的な学力調査(PISA)の報告書によれば、「生まれ」による学力格差の度合いは、日本は、OECD諸国のなかでとくに高いわけでも低いわけでもない、極めて「凡庸」な結果となっている。とくにすぐれて日本の義務教育が「平等的」なわけではないのである。


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「親の学歴や居住地域で違う? 就学時にはすでにある「教育格差」の実態」の みんなの反応 26
  • 匿名さん 通報

    暗記勉強ばかりで、得た知識をどう使うかが出来ないんだから大卒を増やしたところで無駄ばかり増えます()

    14
  • 匿名さん 通報

    学歴社会とかいうけど、結局は実力ではないかと思う、 ガッツも実力もない輩は学歴があってもまず成功はしない

    11
  • 匿名さん 通報

    大卒を売りにしているタレント、『そんなことも知らないの?』っていうレベルのやつが多いから大学レベルも昔より下がったのは事実()

    11
  • 匿名さん 通報

    でも、「高学歴」と「人柄」を兼ね備えた人は社会で強いよ。どの会社に行っても人から信頼される。学歴社会を全否定はするべきではないと思う。その方がご自分にも利点があると思うよ。1人で仕事はできない。

    10
  • 匿名さん 通報

    それもあるが、決めつけてしまう親、学歴社会を否定する親、ワイドショーは朝から晩までみているがスキャンダル的な話題は好きだけど、受賞とか喜ばしい話題になるとチャンネルを変えるヒネクレタ親。決別だな。

    8
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