食事量を減らしても、運動してもなかなか痩せない。そもそも長続きしない。
そんな人は多いと思いますが、ただ単に食事量を減らしたり運動したりすればいいのではなく、太らない体になること、いわゆる体質改善が必要です。

 改善すべき部分は様々ですが、近年注目を浴びている部分が「骨盤」です。どうして「骨盤が?」とお思いの方も多いと思いますが、整体師の小倉誠さんは、「なかなか痩せない、または太りやすい、と嘆く人の骨盤は、たいてい開いている」と指摘しています。
 日本人はもともと骨盤が開いている人が多いそうなのですが、後天的な要素も大きいのだとか。加齢や出産によって骨盤がさらに開き、それによって内臓が下垂して過食に走ったり、開いた骨盤の周りに脂肪がつきやすくなったりといった、悪循環に陥ってしまうのです。
 開いてしまった骨盤を締めるための方法として、小倉さんは「骨盤スクワット」を勧めます。「骨盤スクワット」のやり方は至って簡単、1日3分で終わります。

(1)骨盤を開く
 両足を肩幅に開いて立ち、つま先をできるだけ外側に向ける。
 45秒かけて、ゆっくりと、腰を落とせるところまで落とし。15秒かけて腰を元の位置に戻す。

(2)骨盤を閉める
 足幅は(1)よりもやや広めにし、つま先をできるだけ内側に向けて立つ。
 45秒かけて、ゆっくりと、腰を落とせるところまで落とし、15秒かけて、腰の元の位置へ戻す。


(3)閉めた骨盤をキープ
 (2)と同様に、つま先は内側に向けたまま、足幅を(1)と同様に肩幅を戻す。
 15秒かけて体を前に傾けていき、ゆっくりと体を元に戻す。

 これを1日1回、続けていくのですが、特に決まった時間に行わなければいけないというものではありません。また、1週間続けたら3日ほど休みましょう。毎日休みなく続けると、マッサージや鍼灸と同じように体の反応が鈍くなるそうです。

 小倉さんはマキノ出版から出版された『骨盤を締めるとアッサリやせる!「骨盤スクワット」DVDブック』(マキノ出版/刊)の監修を行っており、アナウンサーの大神いずみさんや漫画家の赤星たみこさんらを指導しています。ほか、本書にはグラビアアイドルの秋山莉奈さんらも体験コメントを寄せています。

 ちょっと実践してみるもよし、もしやり方がやはりわからなければ、本書のDVDを見てみるのもよし。「骨盤スクワット」は早い人で3週間、一般的には1~2ヶ月で大きな効果が表れてくると小倉さんは力説します。もちろん、男性も効果アリ。ちょっとメタボが気になっている方は仕事中の気分転換などにやってみるのもいいかも知れませんね。
(新刊JP編集部/金井元貴)

▼『「骨盤スクワット」DVDブック』動画ページ
http://bit.ly/meXII5

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