
試合は開始早々の7分に動く。右サイドのコーナーキックを獲得したサンプドリアは、アントニオ・カンドレーヴァがキッカーを担当。インスイングのボールを供給すると、ファーサイドから中央に突進してきたモーテン・トルスビーは、冨安のマークを外して頭で合わせる。強烈なヘディングシュートは、相手GKの手を弾いてゴールに吸い込まれた。
1点を追うボローニャは24分、マティアス・スバンベリのスルーパスから抜け出したリッカルド・オルソリーニがループシュートを狙ったが、クロスバーに弾かれる。それでも、ボローニャは44分に試合を振り出しに戻す。右サイドのコーナーキックからオルソリーニがインスイングで供給すると、ボールは相手DFヴァスコ・レジーニに当たってゴールに吸い込まれた。
同点で折り返すと、51分にボローニャが逆転に成功する。左サイドのムサ・バロウが切り返しから右足でゴールに向かうクロスを送ると、ファーサイドから飛び込んだオルソリーニが頭で押し込んだ。
追いつきたいサンプドリアだが、攻撃のアイディアに欠いて決定機を生み出せない。そんななか、86分にクラウディオ・ラニエリ監督が審判に対する抗議でレッドカードを提示されて退席処分となってしまった。
試合はボローニャがリードを守り切ったまま終了。サンプドリアは2連敗となり、今季4敗目。ボローニャは3試合ぶりの白星で今季3勝目となった。次節はコッパ・イタリア4回戦を挟んで行われ、サンプドリアは30日にアウェイでトリノと、ボローニャは29日にホームでクロトーネと対戦する。
【スコア】
サンプドリア 1-2 ボローニャ
【得点者】
1-0 7分 モーテン・トルスビー(サンプドリア)
1-1 44分 オウンゴール/ヴァスコ・レジーニ(ボローニャ)
1-2 51分 リッカルド・オルソリーニ(ボローニャ)
当時の記事を読む
-
セリエAで日本人CBが対決する日 特別な“吉田VS冨安”への注目
-
【イタリア杯】サンプドリア逆転負けで敗退 DF吉田麻也はセンターバックでフル出場
-
【イタリア杯】ボローニャが延長戦の末に敗退 DF冨安は120分間フル出場
-
南米予選の強豪対決はブラジルに軍配…ウルグアイを下して無傷の4連勝
-
エース不在同士の直接対決はブラジルに軍配!! カバーニ退場のウルグアイに2発完封(11枚)
-
フル出場の吉田麻也、W杯本戦を見据えて「自分たちが何をすべきか明確になった」
-
日本代表不参加のビーレフェルト・堂安 レーバークーゼン戦にフル出場も敗戦
-
[プリンスリーグ関東]桐生一が暫定ながら首位と勝ち点13で並ぶ。選手権出場校対決は矢板中央に軍配:第6節