マンチェスター・Uのフランス代表MFポール・ポグバに、レアル・マドリードやユヴェントスが注視しているようだ。13日、スペイン紙『マルカ』が報じている。


 同紙によると、ポグバはマンチェスター・Uとの現行契約が2022年6月末で満了となり、この冬から他クラブとも自由に交渉が可能となる状況。マンチェスター・Uとしては、交渉が解禁される前に契約延長にこぎつけたいところだが、チームを率いるオーレ・グンナー・スールシャール監督は負傷離脱の多さ、0-5で大敗したリヴァプール戦でギニア代表MFナビ・ケイタに両足タックルを仕掛け、退場処分になったこともあってポグバの契約延長の必要性を感じなくなり、締結の可能性が低くなっているとのこと。これを受けて、レアル・マドリードやユヴェントス、パリ・サンジェルマン(PSG)は今後数ヶ月の間に何が起こるか注意を払う構えを見せるようだと伝えている。

 特にレアル・マドリードは、クロアチア代表MFルカ・モドリッチが今シーズン限りで契約満了となり、退団の可能性もゼロではないことから、モナコのフランス代表MFオーレリアン・チュアメニとともに選択肢に挙がっていることも併せて報じている。

 また、『マルカ』はポグバ側の状況にも言及。同選手はレアル・マドリードに所属するFWカリム・ベンゼマと代表チームで良好な関係にあり、PSGのFWキリアン・エンバペの加入も実現した場合には争奪戦において優位に立てる可能性があること、さらにマンチェスター・Uとの契約延長交渉では2021-22シーズンの全公式戦で出場時間が1000分に達していない(890分)ことから、ポグバは不利な状況で交渉のテーブルにつかなければならない点も指摘している。


 多くのビッグクラブを巻き込むポグバの行方。2022年の夏、ポグバは何色のユニフォームを身に纏っているのだろうか。