先に行われたAFCアジアカップカタール2023では、MFイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)やFWソン・フンミン(トッテナム)といったタレントを擁しながらも、ベスト4で敗退した韓国代表。また、その準決勝ヨルダン戦前夜には“内紛”が勃発。若手選手と主将のソン・フンミンが口論となり、最終的に後者が指を脱臼したことが報じられていた。
そのなかで韓国サッカー協会(KFA)は15日、ソウル市内で強化委員会を開き、クリンスマン監督の進退を協議したとのこと。そして委員会終了後に、ファンボ・カン技術本部長が「さまざまな理由から、クリンスマン監督がリーダーシップを発揮することはもはや難しいというのが委員会の判断。交代が必要という意見でまとまった」と明言。
かねてより、クリンスマン監督の手腕には懐疑的な見方が寄せられていたようだが、アジアカップでの低調な内容や選手間の衝突を回避できなかったことが、拍車をかける形となった。なお一部報道によると、暫定監督候補としては、蔚山現代のホン・ミョンボ監督やFCソウルのキム・ギドン監督らが挙げられている。