チェルシーは29日、チアゴ・シウヴァが2023-24シーズン限りでクラブを離れることになったと、クラブ公式サイトで発表した。

 1984年9月22日生まれのT・シウヴァは、ミランやパリ・サンジェルマンなどで活躍した後、2020年夏にフリー移籍でチェルシーに加入した。
2020-21シーズンには念願だった自身初のチャンピオンズリーグ制覇も成し遂げ、FIFAクラブワールドカップ、UEFAスーパーカップの優勝にも貢献。ここまで同クラブで公式戦151試合に出場してきた。

 チェルシーはT・シウヴァの退団に際し、サポーターに向けたメッセージ動画を投稿。そのなかでT・シウヴァは、「私にとってチェルシーは大切な存在になった。ここには1年プレーするだけのつもりで来たが、結局4年も過ごした。私だけでなく、家族にとっても大切な存在だ」と語りかけ、「4年間ここでやってきたすべてのことにおいて、常に全力を尽くしてきたと思う。
しかし、残念なことにすべてのものには始まり、中間、そして終わりがある。これが最終的な終わりであるという意味ではない。 近い将来、たとえ別の役割でここに戻ってこられるよう、ドアを開けたままにしておきたいと思う。でも…。言葉では言い表せない愛がある。ありがとうとしか言うことができない」と感謝のメッセージを送った。


 そして、「クラブのサポートを受けて、新人としてではなく、リーダーとしてクラブに加わった。溶け込むのはいつも難しいけど、少しずつ私はグループの一員になっていった。そのなかで(フランク)ランパード監督は、その中で大きな役割を果たしてくれた。そのことについて私は彼に感謝している」と、かつてチェルシーで指揮を執ったランパード氏への感謝を語り、最後にサポーターへ次のようにメッセージを送った。

「それは夢だった。間違いなく夢。
世界最大のクラブの一つで、これほど素晴らしいことを成し遂げ、最高のタイトルの一つであるチャンピオンズリーグを勝ち得ることができるとは、夢にも思っていなかった。『さようなら』は去って戻ってこない人たちに言うもの。私はいつかまた戻ってくるつもりだ」


【動画】チアゴ・シウヴァの退団メッセージ