レスターがイングランド人FWジェイミー・ヴァーディとの契約延長を画策しているようだ。4月30日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。


 現在37歳のヴァーディはアマチェアや5部リーグでのプレーを経て、2012年に当時チャンピオンシップ(2部)に所属していたレスターへ加入した。すぐさま前線の主軸に定着しプレミアリーグ昇格に貢献すると、2015-16シーズンには公式戦通算38試合の出場で24ゴール7アシストを記録。リーグ得点王に輝く大活躍で、元日本代表FW岡崎慎司(現:シント・トロイデン)らと共に“奇跡の優勝”の原動力となった。

 その後もレスターで活躍を続けるヴァーディは、ここまで公式戦通算463試合に出場し190ゴール66アシストをマーク。37歳となった現在でも得点力は衰えておらず、在籍12年目の今シーズンも20ゴールを挙げ、チームのチャンピオンシップ優勝とプレミアリーグ昇格に大きく貢献した。そんな同選手の現行契約は今年の6月末までとなっており、今シーズン終了後の去就には注目が集まっている。


 今回の報道によると、レスターはヴァーディとの契約延長に向けた交渉を既に開始しているとのこと。クラブはこれまでの貢献と今シーズンのパフォーマンスを高く評価し、新たに2025年6月末までの新契約を提示するべく準備を進めているという。また、来年1月で38歳となる同選手もキャリア続行に意欲を示しており、慣れ親しんだクラブでのプレー継続を前向きに検討しているようだ。

 なお、現在レスターは収益と持続可能性に関する規則(PSR)に違反した疑いがあるとしてプレミアリーグから告発されているが、ヴァーディの契約延長交渉に支障をきたす可能性は低いと『デイリーメール』は指摘している。来たる2024-25シーズン、37歳の元得点王がプレミアリーグの舞台へ帰ってくるのか。今後の動向に注目が集まる。