トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、VAR (ビデオ・アシスタント・レフェリー)に関する意見を語った。1日、イギリスメディアの『スカイ・スポーツ』などが報じた。


 VARを巡っては4月下旬に、スウェーデン1部リーグが導入を拒否する方針を発表。以前からVARに批判的な意見を表明していたポステコグルー監督は、2日に行われるプレミアリーグのチェルシー戦の前日記者会見で、その件について質問を受けると、「スウェーデンに引っ越すよ」とジョークを飛ばしつつ、あらためてVAR無しのサッカーを好む立場を示した。

 その後、ポステコグルー監督は今後プレミアリーグでVARが中止される可能性に関して意見を求められると、「VARが取り除かれる可能性はないだろう」と話し、「VARは導入当初に想定しなかった方向にサッカーを変えてしまったと思う」とコメントした。

 そして、28日に行われたアーセナルとの“ノースロンドンダービー“の判定にも言及し、「私は週末(アーセナル戦)にPKを得るべき場面があったと思ったが、他の人たちはPKがないと考えた。ミッキー・ファン・デ・フェンのオフサイドについてはよく分からなかったが、他の人たちはオフサイドだと言っている」とコメント。

 ただ、VARに批判的な立場をとりつつも、「試合に影響を及ぼさない最善の意思決定プロセスが何なのかは、彼ら(プロ審判協会/PGMOL)が見つけ出すことだ。
監督とは何の関係もないこと。私はチームをマネジメントしている」と冷静に語っていた。


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