ドルトムントに所属するドイツ代表FWニクラス・フュルクルクが、パリ・サンジェルマン(PSG)撃破の喜びを語った。5月1日、欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。


 チャンピオンズリーグ(CL)準決勝ファーストレグが現地時間5月1日に行われ、ドルトムントは本拠地『ジグナル・イドゥナ・パルク』にPSGを迎えた。序盤から一進一退の攻防が続くなか、ホームチームは36分にニコ・シュロッターベックのロングフィードに抜け出したフュルクルクが鋭いシュートを突き刺し先制に成功。後半はPSGの反撃を受けるも、マッツ・フンメルスを中心に粘り強い対応を見せ、1-0で勝利を収めた。

 キリアン・エンバペやウスマン・デンベレら強力な攻撃陣を擁するPSGを完封し、11シーズンぶりの決勝進出に一歩前進したドルトムント。値千金の決勝点を記録したフュルクルクは、試合後に『DAZN』にて次のように激闘を振り返っている。

「信じられないような雰囲気だったよ。
ここではいつも1-0とリードした状態で試合に臨むような気分になるんだ。でも、今日の僕たちはとても苦しんだし、彼ら(PSG)に大きなプレッシャーをかけられる場面もあった。これほどのトップチームが相手なら、そういった展開は避けられないけどね。今はハーフタイムで、ウェンブリーまであと90分だ。僕たちは謙虚であり続けるよ」

 なお、この試合の結果により、今大会の通算成績が3ゴール3アシストとなったフュルクルク。データサイト『Opta』によると、ドルトムント所属の選手が1シーズンのCLにおいて3ゴール3アシスト以上を記録したのは、1996-97シーズンのステファヌ・シャピュイサ(3ゴール3アシスト)、2002-03シーズンのトマーシュ・ロシツキーに次いで3人目だという。


 決勝の地『ウェンブリー・スタジアム』への切符をかけた運命のセカンドレグは、現地時間7日にPSGの本拠地『パルク・デ・プランス』にて行われる。


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