リーグタイトル奪還を絶対目標として掲げる今季の鹿島は、川崎フロンターレで4度のリーグ制覇を果たした鬼木達監督を招へい。
新体制発表会では、体調不良の荒木を除く新加入の8選手、鬼木監督、新コーチングスタッフの柳沢敦氏、田中誠氏、曽ケ端準氏が登場。同日に強化・スカウト担当就任が発表されたクラブOBの前野貴徳氏もサポーターの前で挨拶を行った。
壇上に上がった鬼木監督は、「本当にこのクラブに対する期待を感じますし、自分自身も身が引き締まる思いと『やってやろう』という気持ちがあります。クラブハウスには緊張感がありますし、トレーニングの中でもタイトルに飢えていることを感じます。期待に応えたいという気持ちが一番強いです」とコメント。今月7日のチーム始動から約1週間を振り返って、「(選手たちの)取り組みが素晴らしいと思います。鹿島独特の『トレーニングをいつも100パーセントでやっていく』ところを見ていても感じますし、こちら(コーチングスタッフ)側が選手をサポートして、『うまくしたい』、『強くしたい』と思わせられるような取り組みをしてくれるので、嬉しいです」と、充実感に溢れる表情を見せた。
また、新加入のレオ・セアラも「チームに温かく迎え入れてもらったので、ピッチ内だけでなく、ロッカールームでもいい雰囲気で過ごせています」とチーム内の雰囲気の良さを伺わせ、「クラブの偉大さというのは言葉にするまでもないので、この地でしっかりサポーターの皆さんと一緒にタイトルという獲ることが目標です。僕個人の目標だけでなく、クラブに関わるすべての人の目標だと思うので、『タイトルを獲ること』だけが、ただ一つの目標です」と、優勝に向けた強い決意を語った。
新体制発表会を終えた鹿島は、13日にオフを取ったあと、14日に宮崎へ移動し、トレーニングキャンプを開始。17日にロアッソ熊本、21日にツエーゲン金沢、最終日の25日にファジアーノ岡山とのトレーニングマッチが予定されている。
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