冬の移籍市場のデッドラインが刻々と迫る中、ラ・リーガの移籍市場では“大沈黙”が続いている。27日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
27日にFW古橋亨梧がセルティックからレンヌへと完全移籍することが発表され、フランス紙『ル・パリジャン』によると、その移籍金は1200万ユーロ(約20億円)という。その他、マンチェスター・シティがDFアブドゥコディル・フサノフやFWオマル・マーモウシュらを獲得するのにあたり、1億5000万ユーロ(約243億円)以上を費やしたのを始め、各クラブがリーグ優勝や欧州コンペティション出場権、残留争いなど、それぞれの目標達成に向けた補強を敢行しており、欧州各国の移籍市場は活気に溢れている。ただ、ひとつのリーグを除いて…。
厳しい冬の寒さのせいなのか、ラ・リーガの移籍市場が凍りついているようだ。スペイン紙『マルカ』によると、27日時点で、欧州5大リーグに挙げられるラ・リーガの移籍支出を上回っているヨーロッパのリーグは、なんと『25』もあるとのこと。また同リーグでは、アスレティック・ビルバオのように例外的な事例もあるが、ここまで13クラブに動きがない他、新戦力を迎えているクラブも基本的にはレンタル移籍というケースが大半で、これは資金繰りに困っているクラブが多く存在しているからと指摘している。
さらに『マルカ』は、「ほとんどのクラブが冬の移籍市場において、ユーロを費やさないことを決めた」と今後についても言及。現状において、リーグ全体で“移籍金を支払った”選手獲得を実行したのはセビージャのみで、アウクスブルクからFWルベン・バルガスを移籍金約250万ユーロ(約4億1000万円)で獲得した1件にとどまっている(※1)。一応、バジャドリードがレンタル加入していたCBジュマ・バーの買取オプション(12万5000ユーロ/2029万円)を行使した(※2)ものの、ラ・リーガの総支出が前述した古橋の推定される移籍金に届いていない計算だ。
※1 27日夜にセビージャは移籍金550万ユーロ(約9億円)で、FWアコル・アダムスを獲得したことを発表。これで2件となった
※2 27日夜にバジャドリードが設定した契約解除金600万ユーロ(約9億7000万円)を、マンチェスター・シティが支払って完全移籍することが決定
なお、レンタル加入という形態だが、ベティスがマンチェスター・ユナイティッドからFWアントニーを、バレンシアもレアル・ソシエダからFWウマル・サディクといった実力者を獲得。その一方で、昨夏に大型補強を敢行したアトレティコ・マドリードを筆頭に、3強は静かな冬を過ごしている。
27日にFW古橋亨梧がセルティックからレンヌへと完全移籍することが発表され、フランス紙『ル・パリジャン』によると、その移籍金は1200万ユーロ(約20億円)という。その他、マンチェスター・シティがDFアブドゥコディル・フサノフやFWオマル・マーモウシュらを獲得するのにあたり、1億5000万ユーロ(約243億円)以上を費やしたのを始め、各クラブがリーグ優勝や欧州コンペティション出場権、残留争いなど、それぞれの目標達成に向けた補強を敢行しており、欧州各国の移籍市場は活気に溢れている。ただ、ひとつのリーグを除いて…。
厳しい冬の寒さのせいなのか、ラ・リーガの移籍市場が凍りついているようだ。スペイン紙『マルカ』によると、27日時点で、欧州5大リーグに挙げられるラ・リーガの移籍支出を上回っているヨーロッパのリーグは、なんと『25』もあるとのこと。また同リーグでは、アスレティック・ビルバオのように例外的な事例もあるが、ここまで13クラブに動きがない他、新戦力を迎えているクラブも基本的にはレンタル移籍というケースが大半で、これは資金繰りに困っているクラブが多く存在しているからと指摘している。
さらに『マルカ』は、「ほとんどのクラブが冬の移籍市場において、ユーロを費やさないことを決めた」と今後についても言及。現状において、リーグ全体で“移籍金を支払った”選手獲得を実行したのはセビージャのみで、アウクスブルクからFWルベン・バルガスを移籍金約250万ユーロ(約4億1000万円)で獲得した1件にとどまっている(※1)。一応、バジャドリードがレンタル加入していたCBジュマ・バーの買取オプション(12万5000ユーロ/2029万円)を行使した(※2)ものの、ラ・リーガの総支出が前述した古橋の推定される移籍金に届いていない計算だ。
※1 27日夜にセビージャは移籍金550万ユーロ(約9億円)で、FWアコル・アダムスを獲得したことを発表。これで2件となった
※2 27日夜にバジャドリードが設定した契約解除金600万ユーロ(約9億7000万円)を、マンチェスター・シティが支払って完全移籍することが決定
なお、レンタル加入という形態だが、ベティスがマンチェスター・ユナイティッドからFWアントニーを、バレンシアもレアル・ソシエダからFWウマル・サディクといった実力者を獲得。その一方で、昨夏に大型補強を敢行したアトレティコ・マドリードを筆頭に、3強は静かな冬を過ごしている。
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