アストン・ヴィラがチェルシーから2選手の補強を検討しているようだ。28日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。


 ウナイ・エメリ監督就任3シーズン目を迎えたアストン・ヴィラは、プレミアリーグでここまで23試合を消化し、10勝7分6敗・勝ち点「37」の成績で7位に位置。しっかりと上位勢を追走しているほか、チャンピオンズリーグ(CL)でも最終節を残して9位につけており、すでに決勝トーナメントプレーオフ進出圏内を確定させている。

 そんなアストン・ヴィラはシーズン後半戦に向けて、今冬の移籍市場での戦力拡充を検討している模様。とりわけアタッカーと最終ラインの補強を望んでおり、いずれもチェルシーに所属するフランス代表DFアクセル・ディサシとポルトガル代表FWジョアン・フェリックスに関心を寄せているようだ。現在はクラブ間交渉が行われているが、チェルシーは代替戦力を確保する目処が立たなければ、今冬の売却に応じる可能性は低いとも報じられている。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、アストン・ヴィラは両選手の代理人とも連絡を取り合っているとのこと。ディサシが移籍を前向きに検討している一方で、J・フェリックス獲得の可能性についてはチェルシーの出方次第だと指摘している。

 現在26歳のディサシは一昨夏にモナコからチェルシーへ完全移籍加入。昨シーズンは公式戦44試合に出場したが、エンツォ・マレスカ監督が就任した今シーズンは序列が低下しており、FAカップやカラバオカップ、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)での起用がメインとなっている。

 また、現在25歳のJ・フェリックスはアトレティコ・マドリードからの完全移籍という形で、昨年夏にチェルシー復帰を果たした。ここまで公式戦20試合に出場し7ゴール2アシストをマークしているものの、定位置の確保には至っておらず。プレミアリーグでの先発起用は3試合に留まっている。

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