今大会はリーグフェーズで12位に低迷し、決勝トーナメントへのストレートインを逃したバイエルン。それでも、プレーオフでセルティックを下すと、ラウンド16ではレヴァークーゼンとの同国対決を2戦合計5-0で制し、インテルとの準々決勝へ駒を進めた。ファーストレグでは、トーマス・ミュラーのゴールで一時同点とするも、最終盤に痛恨の失点を喫して1-2で惜敗。ホームで先勝することができず、2年連続のベスト4進出へ黄色信号が点った。
敵地『サン・シーロ』での一戦を前に、今シーズンここまで公式戦通算34ゴールを挙げているケインは、対戦相手のインテルについて「攻撃においても守備においても素晴らしいチームだ。特にカウンターやボール保持時の中盤からの飛び出し、トランジションで苦しめられた。明日もタフな試合になるだろう」とコメント。今大会の優勝候補にも数えらえるセリエA王者をリスペクトしつつ、逆転でのベスト4進出へ自信をのぞかせた。
「たとえファーストレグが異なる結果だったとしても、僕たちは逆転できると確信している。インテルもベスト4進出が当然だとは思っていないだろうし、激しい戦いを覚悟しているはずだ。ファーストレグよりも良いプレーをし、より決定力を発揮しなければならない。そのための準備はできているよ」
ドイツとイタリアを代表する名門同士による大注目の一戦。