パリ・サンジェルマン(PSG)を率いるルイス・エンリケ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)決勝に進出した喜びを口にした。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。


 CL準決勝・セカンドレグが7日に行われ、PSGはアーセナルと対戦。ファーストレグを1-0で先勝して迎えたホームでの一戦は、27分にファビアン・ルイスが先制点を決めると、72分にはアクラフ・ハキミが追加点を奪った。76分にブカヨ・サカにゴールを許したものの、このまま2-1で勝利。2試合合計3-1で5シーズンぶりの決勝進出を果たした。

 試合後、エンリケ監督はフランスメディア『Canal+』で「理由は一つだけではなく、日々の努力がすべてだ。昨シーズンも良い仕事をしたと思っているけど、それだけでは十分ではなかった。今シーズンは毎回のトレーニングがハイレベルで、選手たちは素晴らしいプレーを見せてくれた」と勝因を挙げつつ、次のように続けた。

「情熱と激しさという点ではこの試合は期待を裏切らなかったと思う。アーセナルは勝利を目指してやってきた。前半は彼らに流れがあった。ボールを持っていても、持っていなくても、素晴らしいプレーをするアーセナルに苦しめられた」

「就任初日にこのクラブで歴史を作ることが目標だと言った。今夜は素晴らしい夜だ。
サポーターの皆さんにこれまでのサポートを感謝する機会でもある。サポーターを幸せにできることがサッカーの素晴らしいところだ」

 また、エンリケ監督は「彼らは素晴らしい試合をして、私たちは多くの苦しみを味わった」と対戦相手のアーセナルに苦戦したことを認めつつ、「2試合を通して私たちの方が彼らよりも多くのゴールを決めた。それがサッカーで最も重要なことだ。この試合は私たちにとって最も苦しんだ試合だったと思う。それでも、私たちは決勝進出に値していると思う」と勝敗を分けた点を語った。

 そして、「誰もがCL優勝を望んでいる。毎年優勝を目指しているし、それが私たちの目標でもある」と初制覇への意気込みを口にしながら、5月31日(日本時間6月1日4時キックオフ)に行われる決勝で対戦するインテルの印象についても言及した。

「彼らにとっては直近3年で2回目の決勝だ。彼らは準備万端で、チームに大きな変更もない。セットプレーで圧倒的な強さを見せつけるチームでもある。昨日の試合はどちらにも分がある展開だった。年齢だけではなく、経験も豊富であることは明らかだった。
決勝に正しい心構えで臨めるかは私たち次第だ」


【ハイライト動画】パリ・サンジェルマンvsアーセナル

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