リーズに所属する日本代表MF田中碧が、プレミアリーグ昇格を決めた心境を綴った。

 チャンピオンシップ(イングランド2部)最終節が3日に行われ、リーズはプリマスと対戦。
すでにプレミアリーグ昇格を決めている中でチャンピオンシップ優勝がかかる重要な一戦は、終了間際に勝ち越して2-1で劇的勝利を収め、2位バーンリーと勝ち点で並んだものの、得失点差で5シーズンぶり2度目のチャンピオンシップ優勝を果たした。

 昨年8月にデュッセルドルフからリーズに移籍した現在26歳の田中は、加入以降すべての公式戦に出場し、リーグ戦は43試合出場で5ゴール2アシストを記録してリーグ戦制覇に大きく貢献。この活躍からチャンピオンシップのチーム・オブ・ザ・シーズン(年間ベストイレブン)に選出されたほか、リーズの選手投票によるチームの年間最優秀選手賞と年間最優秀ゴール賞などを受賞している。

 これにより、2021年7月に川崎フロンターレを離れて以降、来季は欧州で初めて1部リーグに挑戦することとなった田中は自身の公式インスタグラムを更新。「シーズンが終わりました。ヨーロッパに来て初めて自分がやってきたことが報われたと感じました」と達成感を綴りながら、「やるよ」というハッシュタグとともに次のように来季への意気込みを誓った。

「ここまで来るのに時間がかかりすぎたし遠回りしたと思います。諦めかけそうな時もありましたがどんな時も自分を信じて、今自分にあるものでもがき続けたからこそここまで来れたと思ってます。ただ誰よりも自分が理解していますが、まだ何も成し遂げてないですし、やっとスタートラインに立つ権利を得ただけなんだなと」

「これからまた違う試練や壁にぶつかると思いますけどそれすらも喜びに感じながら成長していきたいと思います。今まで以上に自分と向き合って自分の中の不可能を可能にしていけるように努力します」
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