プリメイラ・リーガ第33節が10日に行われ、ベンフィカとスポルティングが対戦した。

 ともに勝ち点「78」で並ぶ首位スポルティングと2位ベンフィカによるプリメイラ・リーガ優勝をかけた“リスボン・ダービー”。
MF守田英正が所属するスポルティングは勝利すれば連覇が決まり、対するベンフィカは2点差以上の勝利で2022-23シーズン以来の優勝を果たす決戦に。なお、守田はベンチスタートとなった

 超満員のなか始まった試合は、開始すぐの4分にスポルティングが先制する。ヴィクトル・ギェケレシュが左サイドから折り返しのパスを送ると、フランシスコ・トリンコンが合わせてゴールに突き刺す。

 対するベンフィカも黙ってはいない。6分、ベンフィカのアンヘル・ディ・マリアがボックス手前からシュートを放つが、これは惜しくもクロスバーの上。激しい攻防を繰り広げた前半は、スポルティングの1点リードで終わる。

 後半に入ると、ホームのベンフィカが徐々にリズムを取り戻していく。63分、ベンフィカのエヴァンゲロス・パヴロディスが巧みなドリブルでボックス内に侵入。折り返しのパスを出すと、詰めていたケレム・アクトゥルコールが押し込んで試合を振り出しに戻した。

 その後もベンフィカは攻撃の手を緩めず、何度もゴールに迫っていく。しかし、得点には至らず、試合は1-1のドローという結果に。ベンフィカ、スポルティングともに優勝を決めることはできず、王者決定は最終節に持ち越されることになった。
なお、守田は52分にゼノ・デバストに代わって途中出場している。

 次節、ベンフィカはアウェイでブラガと、スポルティングはホームでヴィトーリアと対戦する。両チームは勝ち点で並んでいるものの、直接対決の結果で優位な立場にあるスポルティングは、勝てば無条件での連覇が決定する状況だ。

【スコア】
ベンフィカ 1-1 スポルティング

【得点者】
0-1 4分 フランシスコ・トリンコン(スポルティング)
1-1 63分 ケレム・アクトゥルコール(ベンフィカ)
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