2次予選は6戦全勝無失点で堂々の首位通過を果たした日本代表は、最終予選でもここまで6勝2分と無敗を維持。
試合は序盤から日本代表がボールを保持したものの、攻めあぐねたまま前半の45分間が終了。後半に入ってからも決定機と呼べるようなシーンは限られており、守備陣形を崩さないオーストラリア代表相手に手を焼くと、90分には左サイドを崩されて痛恨の失点。試合はこのまま0-1でタイムアップを迎え、オーストラリア代表相手に16年ぶりに敗北し、今予選を通しての初黒星を喫した。
この結果、日本代表は3月シリーズの2試合目だった第8節サウジアラビア代表戦(0-0)に続いて、2試合連続の無得点となった。データサイト『Opta』によると、日本代表がワールドカップ予選を2試合連続無得点で終えたのは、2012年2月29日に行われたFIFAワールドカップブラジル2014・アジア3次予選のウズベキスタン代表戦以来だという。
当時は4次予選が最終予選。3次予選でグループCに入った日本代表は、開幕4試合を3勝1分で終え、早々と最終予選進出を決めていた。だが、2011年11月15日に行われた第5節では、平壌の『金日成競技場』で北朝鮮代表に0-1で敗れ、当時のアルベルト・ザッケローニ監督体制となってから17試合目で初黒星を喫した。続く2012年2月29日に『豊田スタジアム』で行われたウズベキスタン代表との“首位決戦”も0-1で落とし、日本代表は2連敗。グループCをウズベキスタン代表に次ぐ2位で終え、最終予選へ向かうこととなっていた。
また、AFC(アジアサッカー連盟)のスタッツによると、日本代表は今回のオーストラリア代表戦で計13本ものシュートを放ちながら、枠を捉えたのは1本のみ。
【ハイライト動画】日本代表はオーストラリア守備陣を攻略できず…