鹿島アントラーズは9日、東京ヴェルディからDF千田海人が完全移籍加入することを発表した。背番号は「4」に決まっている。


 1994年10月17日生まれで現在30歳の千田は身長186cmの恵まれた体格を誇るセンターバック(CB)。ベガルタ仙台ユースと神奈川大学を経て、2017年にブラウブリッツ秋田へ入団しプロキャリアをスタートさせた。2023年1月には東京Vへ活躍の場を移し、ここまで公式戦通算53試合に出場。在籍3年目の今シーズンは明治安田J1リーグで8試合、JリーグYBCルヴァンカップで1試合に出場していた。

 千田は新天地となる鹿島のクラブ公式サイトを通じて次のように意気込みを示している。

「このたび、東京ヴェルディから移籍してきました千田海人です。歴史あるクラブの一員として戦えることを、うれしく思います。ヴェルディから覚悟を持って移籍してきました。クラブの目標のため、自分の成長のために、日々全力で取り組みます。よろしくお願い致します」

 また、退団する東京Vに向けては次のように感謝を綴った。

「この度鹿島アントラーズへ移籍することを決めました。移籍を決めた理由としては、J3からキャリアをスタートさせて今年で9年目。
31歳になりました。残されたサッカー人生で、鹿島アントラーズでJ1優勝に向けて戦うこと、そしてアジアの舞台で戦えるチャンスを自分に与えていただいたのなら、自分はそれに挑戦したいと思ったからです」

「僕はヴェルディが大好きですし、シーズン途中でクラブを離れることに対して複雑な思いがありました。応援してくださった皆様にもがっかりさせてしまったかもしれません。申し訳ありません。全ての方に応援していただける選択だとは思いませんが、今回は自分の選択に責任と自信を持って挑戦していきたいと思います」

「この2年半、クラブと自分と共に戦い、成長してきてくださった東京ヴェルディに関わる全ての皆様に感謝しています。ヴェルディのことも応援していますし、僕も負けないように新天地で更に成長できるよう頑張ります。ありがとうございました」
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