ラ・リーガのバルセロナが、アスレティック・ビルバオに所属するスペイン代表FWニコ・ウィリアムズの獲得に向けた動きを本格化させているようだ。14日、フランスメディア『フット・メルカート』が伝えている。


 現在22歳のN・ウィリアムズは、2013年夏にオサスナの下部組織からアスレティック・ビルバオのユースに加入し、2021年4月にトップチームデビューを果たした。翌シーズンには定位置を確保して公式戦40試合に出場すると、今では絶対的な左ウイングとして攻撃陣を牽引する存在に。新たに背番号を10番へと変更した今シーズンは、公式戦45試合出場11ゴール7アシストを記録した。

 アスレティック・ビルバオとの現行契約を2027年6月まで残すN・ウィリアムズ。スペイン代表でも活躍する同選手に対しては、以前よりバルセロナやバイエルンなどビッグクラブからの関心が噂されている。そんななか、バルセロナがN・ウィリアムズ獲得に向けた動きを本格化させた模様。『フット・メルカート』は、クラブのスポーツディレクターを務めるデコ氏がカタルーニャのホテルで代理人と会談を行ったと報じた。

 また、この会談を経て、「事態は急展開を見せている」と主張。さらに、スペインメディア『Jijantes』の報道を引用しながら、指揮官であるハンジ・フリック監督が電話を通してN・ウィリアムズにプロジェクトの詳細を直接説明したと指摘し、バルセロナ側が5800万ユーロ(約97億円)と見込まれる移籍金を支払う姿勢であると説明している。
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