バルセロナでプレイするカサド photo/Getty Images
来季も中盤の争いは激しくなる
今季バルセロナでブレイクを果たしたMFマルク・カサド。しかし後半戦は怪我で離脱することになり、やや消化不良なところもあるだろう。
しかし、バルセロナのカンテラでコーチを務めてきたオスカル・ロペス氏は競争こそがチームを高めることになると語り、カサドにもう一度奮起してほしいと期待をかけている。
「カサドはバルサのファンだ。他のアカデミー選手と同じように、彼もまたバルサの大ファンなんだ。クラブで戦う思いが根底にある。外部から良い選手を獲得することもできるが、レベルが同程度ならばアカデミー出身者が残るべきだ。彼らは特別な価値を提供してくれるからだ。アカデミー出身者はプレイする喜びに満ちていて、ピッチ内外で多くのものを提供してくれる」
「健全なポジション争いがあるのは非常に良いことで、デ・ヨングが今季重要な一歩を踏み出せたのはカサドのレベルの高さがデ・ヨングを刺激したからだ。この健全な競争がチームの強化に繋がる。選手たちがそれを理解し、果敢に挑めばチームは勝利できる。今度はカサドが状況を好転させる番だよ。彼は歯を食いしばって頑張らないといけない」(『SPORT』より)。
カサドだけではない。今季序盤はマルク・ベルナルも出番を得ており、彼らフレッシュな戦力がデ・ヨングをを刺激したのは間違いないだろう。現在はベルナルも開幕に合わせてリハビリを続けていて、中盤のポジション争いはさらに激しいものとなる。序列が変わっていく可能性も十分にあり、誰が指揮官ハンジ・フリックの信頼を掴むのか。