今夏にバイエルンを退団する元ドイツ代表FWトーマス・ミュラーが、クラブ通算250ゴールを達成した。15日、クラブ公式サイトが伝えている。


 現在35歳のミュラーは10歳からバイエルンの下部組織に所属し、2008年8月にトップチームデビューを果たした。これまでバイエルン一筋でプレーしており、歴代最多となる公式戦出場を記録し、13度のブンデスリーガ制覇や2度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇を含め、合計33個のトロフィーを獲得している。

 そんなミュラーは契約満了に伴い、今シーズン限りで下部組織時代から過ごしてきたバイエルンを離れることが決定しているものの、FIFAクラブワールドカップ2025まで同クラブでのプレーを続けることが明らかになっていた。

 そして、15日にクラブW杯初戦を迎え、オークランド・シティ(ニュージーランド)戦にフル出場したミュラー。これがクラブで公式戦752試合目の出場となったが、2ゴール2アシストをマークする活躍を見せ、10-0での大勝に大きく貢献した。

 この試合で2ゴールを決めたことで、バイエルンでの公式戦通算250ゴール(276アシスト)を達成したミュラーは試合後、「僕たちは良いプレーをした。真剣に、情熱的にプレーできた。何かが起こる可能性を一切許さなかった」と語りながら、次のように完勝した試合を振り返った。

「どのゴールの後も追い続け、すぐに次のゴールを狙った。それが結果的に大量得点に繋がった理由だ。スタジアムは満員で、ファンはゴールを楽しめたと思う。楽しかったよ。
この調子で続けていきたい。いつもこのような結果を残せるとは限らないけど、次の試合もこのようなプレーをしていきたい」


【ハイライト動画】バイエルンvsオークランド・シティ

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