スペインのラジオ局『カデナ・セール』が20日(現地時間)に伝えたところによると、グループステージの16試合におけるスタジアム入場者数を調査したところ、ちょうど半数、つまり8試合でスタジアム収容可能人数の半分を下回っていたという。『カデナ・セール』は客入りの悪さの原因について「グループステージ全体を通して、特に欧州強豪クラブのようなマーケティング力や知名度を欠くチーム同士の試合は、最高レベルのサッカーとは程遠いものとなっていることは明らか」と指摘。また「アメリカ合衆国はサッカーファンの規模が世界最大ではなく、多くのチームもほとんど知られていない」と、大会開催国の“サッカー熱”の高さにも疑問を呈した。
なお、14日(現地時間)に行われたアル・アハリ・カイロ(エジプト)とインテル・マイアミの大会開幕戦は、メッシ効果や自国チームの登場という“引き”もあり、『ハードロック・スタジアム』には60,927人もの観客が集結。93%もの観客収容率を記録した。最も高い割合を記録したのは18日(現地時間)に行われたレアル・マドリード(スペイン)vsアル・ヒラル(サウジアラビア)戦で、同じく『ハードロック・スタジアム』は96%の大入りだった。
しかし、各グループ第1節の平均観客収容率は「約56%」と停滞。『カデナ・セール』が指摘したように、欧州の列強クラブが絡まない試合で入場者数が落ち込み、平均値を押し下げてしまった格好だ。