現在30歳の古橋はヴィッセル神戸で頭角を表し、2021年に加入したセルティックでエースストライカーとしての地位を確立。4年間の在籍期間中に公式戦通算165試合出場85ゴール19アシストという成績を残し、在籍2年目の2022-23シーズンにはスコティッシュ・プレミアシップ(国内リーグ)の最優秀選手賞(MVP)と得点王に輝いた。
そんな古橋は今年1月にレンヌへ電撃移籍。初挑戦となった欧州5大リーグでも得点量産が期待されたが、指揮官交代に揺れたチームで主力に定着することができず、わずか6試合、合計120分間のプレーに留まった。
ほろ苦い加入初年度となってしまった古橋だが、早くも今夏に新天地を求める可能性が浮上しているという。報道によると、チャンピオンシップ(イングランド2部リーグ)昇格を果たしたバーミンガムが日本代表ストライカーの獲得に興味を示しており、移籍の条件を探るべく最初の接触を行ったとのこと。現行契約を2027年6月末まで残すレンヌが売却に踏み切る場合、獲得時に費やした1000万ポンド(約19億円)の回収を目指すものと見られている。
古橋に関心を寄せるバーミンガムは、2024-25シーズンのEFLリーグ1(イングランド3部リーグ)で勝ち点「111」を獲得し、堂々の1位でチャンピオンシップへ復帰。現在のチームでは昨年夏に加入したMF岩田智輝が公式戦47試合で8ゴール2アシストをマークするなど主力として活躍している。セルティック時代にチームメイトだった古橋と岩田がイングランドで再び共闘する可能性もありそうだ。