ホルシュタイン・キールのクラブ幹部が、今夏の移籍が囁かれている日本代表FW町野修斗について言及した。24日、ドイツ紙『ビルト』がコメントを伝えている。


 現在25歳の町野は横浜F・マリノスやギラヴァンツ北九州、湘南ベルマーレを経て、2023年夏にホルシュタイン・キールへ完全移籍で加入した。初年度から主力としてプレーしブンデスリーガ昇格に貢献すると、在籍2年目の2024-25シーズンは公式戦35試合で12ゴール3アシストをマーク。チームは1年で2部降格の憂き目に遭ったが、町野自身は欧州5大リーグでの二桁ゴールを達成した。

 こうした活躍から、今夏のステップアップが盛んに噂されている町野。日本代表DF板倉滉とU-22日本代表FW福田師王も所属しているボルシアMGも関心を寄せているクラブの一つで、長期離脱を余儀なくされたドイツ代表FWティム・クラインディーンストに代わるストライカーとして町野をリストアップしていることが明らかに。すでにメディカルチェックの日程を調整中とも報じられるなど、新天地の有力候補となっている。

 そんな町野について、ホルシュタイン・キールのオラフ・レッベSD(スポーツディレクター)が言及。「我々は選手の移籍に対して基準を定めており、それは1000万ユーロ(約17億円)程度だ」と明言し、町野の移籍金としてクラブ史上最高の売却額を要求する姿勢を明らかにした。その上で、「選手の希望はトップリーグでのプレーだ。彼はFIFAワールドカップ26で日本代表としてプレーすることを望んでいる」と付け加えている。

 1000万ユーロ(約17億円)以上という値札が付けられた町野だが、今夏のステップアップは実現するのだろうか。
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