ホッフェンハイムは27日、ユニオン・サン・ジロワーズから日本代表DF町田浩樹が完全移籍加入することを発表した。

 ベルギーで経験を積んだ町田が、2025-26シーズンから自身初の欧州5大リーグでプレーすることとなった。
背番号は「28」に決定した一方で、移籍期間は長期とだけ明記されており、契約期間は明らかになっておらず。なお、移籍市場に精通する『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者によると、移籍金は450万ユーロ(約7億6300万円)で成立したという。

 1997年8月25日生まれで現在27歳の町田は鹿島アントラーズの下部組織出身で、2016年にトップチームデビューを飾った。公式戦通算116試合に出場し、J1リーグ優勝やAFCチャンピオンズリーグ(CL)制覇を経験すると、2022年1月にユニオン・サン・ジロワーズへ加入。最終ラインの主軸として公式戦114試合出場4ゴール2アシストという成績を残し、今シーズンは90年ぶりのジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部リーグ)制覇とクラブ史上初となるチャンピオンズリーグ(CL)本大会出場権獲得に大きく貢献した。

 ブンデスリーガでの新たな挑戦を前に、町田はホッフェンハイムのクラブ公式サイトを通じて次のように意気込みを示している。

「ホッフェンハイムへの移籍が成立して本当に嬉しく思っています。TSGはヨーロッパのトップ5リーグの一つに数えられる、非常にエキサイティングで野心的なクラブです。僕にとってホッフェンハイムとブンデスリーガへの移籍はキャリアにおける次のステップであり、新しいチームメイトとスタートするのが本当に待ちきれません。チームと共に成功できるよう、全力を尽くします」

 町田の新天地となるホッフェンハイムは2024-25シーズンのブンデスリーガを15位でフィニッシュ。過去にはFW宇佐美貴史(現:ガンバ大阪)も所属しており、町田はクラブ史上2人目の日本人選手となった。


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