連敗中の東京Vは、ライバルFC東京の勝利により暫定16位に後退して迎えた一戦。
開始13分、川崎Fにアクシデントが発生。マルシーニョが筋肉系トラブルでプレー続行を断念し、宮城天との交代を余儀なくされた。エースを欠いて先制点を狙う展開となった川崎Fは、18分にペナルティエリア手前で獲得したフリーキックを脇坂泰斗が直接狙うが、惜しくも枠の上に外れる。
こう着状態が崩れたのは32分、東京Vがセットプレーで先制する。右コーナーキックを獲得し、キッカーの森田晃樹はアウトスイングのボールを供給。ニアの谷口栄斗が頭ですらし、ファーの深澤大輝が押し込んだ。
ビハインドで折り返した川崎Fは、後半立ち上がりに何度かゴールに迫るが、相手GKマテウスを脅かすには至らず。一方、追加点が欲しい東京Vも72分に染野唯月に絶好機が訪れたが、相手GK山口瑠伊のファインセーブに阻まれた。
お互いにゴールを目指したが、最後まで次の1点は生まれないまま試合終了の笛が響き渡った。東京Vは4試合ぶり白星、川崎Fは2試合ぶり黒星。東京Vは降格圏と勝ち点差「8」に広げた一方、川崎Fと鹿島の勝ち点差は「6」のままとなった。
次節は7月5日に行われ、東京Vは敵地で名古屋グランパスと対戦。川崎Fはホームで鹿島との直接対決に臨む。
【スコア】
東京ヴェルディ 1-0 川崎フロンターレ
【得点者】
1-0 32分 深澤大輝(東京V)
【ゴール動画】