レヴァークーゼンは2日、リヴァプールからイングランド代表DFジャレル・クアンサーが完全移籍加入することを発表した。

 ドイツ代表DFヨナタン・ター(現:バイエルン)が退団したレヴァークーゼンに、最終ラインの新たな柱となり得る若手DFが加入した。
契約期間は2030年6月30日までの5年間で、背番号はターが着用していた「4」に決定。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は3000万ポンド(約59億円)で500万ポンド(約10億円)の追加費用や2027年から発動可能となる買い戻し条項も付随しているようだ。

 現在22歳のクアンサーはセンターバック(CB)を主戦場とするプレーヤーで、リヴァプールの下部組織出身。レンタル先のブリストル・ローヴァーズでプロデビューを飾り、翌2023-24シーズンはユルゲン・クロップ前監督の下で一定の出場機会を確保した。しかし、アルネ・スロット監督に率いられた2024-25シーズンは主力に定着することができず。クラブ通算58試合出場3ゴール3アシストという成績を残した生え抜きは、今夏に移籍の決断を下した。

 ブンデスリーガでの新たな挑戦に際し、クアンサーはレヴァークーゼンのクラブ公式サイトを通じて次のように意気込みを示している。

「昨シーズンにリヴァプールの一員としてチャンピオンズリーグ(CL)で対戦した時に、素晴らしいチームだという印象を強く持った。アンフィールドでの最初の60分間は、他のどのチームとも異なるプレーをしていた。話し合いの中で、彼らがどれほど野心的な目標を持っているかということについて正確に説明してくれた。レヴァークーゼンの躍進の一翼を担うことは僕にとって素晴らしい仕事であり、挑戦である」

 レヴァークーゼンは今夏にシャビ・アロンソ前監督(現:レアル・マドリード)が退任し、ターやオランダ代表DFジェレミー・フリンポン、ドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ(ともにリヴァプール)が移籍。新たに就任したエリック・テン・ハフ監督の下で変革期を迎えている。



【写真】レヴァークーゼンのユニフォームを纏うクアンサー!




編集部おすすめ