ヴィッセル神戸は4日、ブラウブリッツ秋田からFW小松蓮を完全移籍で獲得したことをクラブ公式サイト上で発表した。

 神戸のクラブ公式サイトによると、小松は背番号「29」を着用。
同サイトには、次のように小松のコメントが掲載されている。

「この度、ヴィッセル神戸という素晴らしいクラブに加入することになり、とても嬉しく思っています。歴史あるクラブの一員として、毎日のトレーニングに全力でひたむきに取り組み、ゴールを量産し、リーグ3連覇や多くのタイトル獲得に貢献できるよう努力していきます。ファン・サポーターの皆さんとともに闘える日を楽しみにしています」

 また、秋田のクラブ公式サイトには、次のように小松の惜別のコメントが掲載されている。

「この度、ヴィッセル神戸へ移籍することになりました。まずは、ブラウブリッツ秋田に関わるすべての皆さま。1年半という短い時間ではありましたが、いつも熱く温かい応援を本当にありがとうございました。秋田に来て、自分の力不足を痛感する日々からのスタートでした。もがき苦しみながらも、限界まで自分を追い込み、『チームのためにゴールを奪って勝たせたい』という一心で毎日を過ごしてきました。そんな中で徐々に光が見えはじめ、ゴールを量産できる手応えをつかんだとき、自分自身の成長を感じることができ、『秋田に来て本当によかった』と心から思うようになりました。その一方で、シーズン途中でチームを離れることになり、応援してくださっている皆さまには申し訳ない気持ちもあります。ただ、自分自身の夢や目標を達成するためには、このタイミングでの決断が必要であり、覚悟を持って今回の移籍を決めました。
これからも、ひたむきに全力で、自分の武器を磨き続け、皆さまに多くのゴールを届けられるよう努力していきます。これまで本当にありがとうございました。そして、今後もブラウブリッツ秋田のさらなる躍進を、心から願っています」

 1998年9月10日生まれの小松は、現在26歳。松本山雅FCのアカデミーで育成を受けたが、トップチームへの正式昇格は叶わなかった。産業能率大学に進学後、2018年3月には古巣・松本に入団。ツエーゲン金沢やレノファ山口FCへの期限付き移籍を経験しつつ、2023シーズンまで松本に在籍した。2024シーズンからは秋田でプレー。今季は明治安田J2リーグ21試合で10ゴールを挙げ、得点ランキングトップタイとなっている。

 小松を獲得した神戸は、現在J1リーグで3位。首位・鹿島アントラーズを勝ち点「1」差で追いかけており、リーグ3連覇を視野に捉えている。
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