マインツのニコ・ブンゲルトSDが9日、京都サンガF.Cから獲得した日本代表MF川﨑颯太について言及した。クラブの公式サイトが同氏のコメントを伝えている。


 現在23歳の川崎は、京都サンガF.C.の下部組織出身で2020年にトップチームに昇格。翌シーズンからアンカーの定位置を確保すると、クラブのJ1昇格に貢献した。その後もチームの心臓として支え、ここまで公式戦通算178試合に出場し、14得点を記録していた。

 そんな川崎に対して、日本代表MF佐野海舟も所属するマインツが関心を示していることが明らかに。川崎は東アジアE-1サッカー選手権2025に臨む日本代表にも選出されていたが、移籍のため不参加が決定。そしてマインツへの1年間のレンタル移籍が決定した。またドイツ『キッカー』は、同選手が20万ユーロ(約3430万円)のレンタル料で加入し、100万ユーロ(約1億7000万円)の買い取り条項も付帯していると報道している。

 そして川崎の加入に際し、ブンゲルトSDは以下のようにコメント。期待の言葉を述べている。

「川崎颯太は非常に万能な選手でテクニック、両足のボール扱い、そして走力を兼ね備えた選手だ。特に、高い位置から粘り強く相手にプレスをかける姿勢は我々の目を引くプレーだ。これは我々のスタイルにも合致している」

「彼がサッカーのことだけではなく、人間的にもチーム、クラブ、街に溶け込み、マインツで名を馳せてきた多くの日本人選手の次の選手となることを確信している」
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