アルビレックス新潟は13日、MF秋山裕紀のチーム離脱を発表した。

 発表によると、秋山は海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、7月13日をもってチームを離脱したという。
なお、今後については正式に決定次第、改めて発表される。

 現在24歳の秋山は前橋育英高校から2019年に新潟に加入した。2020年9月~10月まではアスルクラロ沼津へ、2021年8月~12月までは鹿児島ユナイテッドFCへの育成型期限付き移籍を経験。2025シーズンはここまで2025明治安田J1リーグで15試合、2025JリーグYBCルヴァンカップで1試合に出場していた。

 チーム離脱が決定した秋山は新潟のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「このたび、海外移籍に向けてチームを離脱することになりました。プロサッカー選手になるという僕の夢を叶えてくれたこの大好きなクラブとのお別れが、ついにやってきたかというのが、今の正直な気持ちです。幼い頃からずっと夢見ていた『プロサッカー選手になって、海外で活躍する』という大きな目標へのチャンスをいただき、海外で挑戦することを決断しました」

「現在のこのような順位の中、シーズン途中にチームを抜けることになってしまい、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。しかし、アルビレックス新潟は必ず残留できると信じています」

「2回の育成型期限付き移籍期間はありましたが、高校卒業後に加入してから6年半もの間、皆さんがホームでもアウェイでもつくり上げてくださった最高の雰囲気の中、6番を掲げてずっと応援してくださった方々と共に、これまで戦ってこられたことをとても誇りに思っています」

「アルビレックス新潟を通して出会えたすべての方々のおかげで、今の自分があります。ここまでの道のりで決して楽なことはありませんでしたが、周りの方々に恵まれ、走り続けることができました。お世話になった方々へ直接のご挨拶はできませんでしたが、みなさんへの感謝の気持ちを忘れずに、これからのサッカー人生も全力で挑み続けていきたいと思います。海外から自分の活躍を皆さんに届けられるように、精一杯努力します」

「どんな時も優しく包み込んでくれた温かいこの街が、これからも変わらず大好きです。
6年半、本当にありがとうございました。行ってきます!」
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