川崎Fは7月16日、海外クラブへの移籍を前提とした手続きのため、山田がチームを離脱すると発表。
山田は2000年5月30日生まれの現在25歳。川崎Fの育成組織出身で、桐蔭横浜大学を経由し、川崎Fに帰還を果たした。桐蔭横浜大学時代の2022シーズンには、特別指定選手として川崎Fに登録され、JリーグYBCルヴァンカップでプロデビューを飾る。翌年より川崎Fに正式入団を果たすと、センターフォワードを主戦場として2年半にわたって活躍を続けた。
2024明治安田J1リーグでは、全38試合のピッチに立って、日本人トップタイ(全体では3位タイ)となる19ゴールを記録した。2025明治安田J1リーグでは、21試合出場2ゴールの成績にとどまっていたが、今年6月11日に行われた天皇杯JFA第105回全日本サッカー選手権大会・2回戦の福島ユナイテッドFC戦では2ゴールを挙げ、4-3での勝利に貢献。川崎Fが史上初の決勝進出を果たしたAFCチャンピオンズリーグエリートでも、12試合出場2ゴールをマークしていた。また、7月に開催された東アジアE-1サッカー選手権2025では日本代表に初招集され、初戦のホンコン・チャイナ代表戦(○6-1)で後半開始と同時に途中出場し、日本代表デビューも飾った。
U-13からU-18まで在籍し、プロ入り後も2年半にわたって川崎Fで活躍を続けてきた山田。
「川崎フロンターレに関わるすべての皆さん、この度、セルティックに完全移籍することにしました。アカデミー時代から所属したこのクラブからはたくさんの愛情をもらい、ここまで育ててもらいました。僕のほとんどはフロンターレで学んだことでできています。そして、どんな時も支え続けてくれたサポーターに心から感謝をしています」
「フロンターレを通じて、多くのすばらしい人たちと出会うことができました。喜びも悔しさもたくさんのことを経験しました。夢であったフロンターレでプレーすることは本当に幸せな時間でした。自分のチャントが大好きでした」
「このクラブを離れることは寂しいですが、自分の次の夢に向かってフロンターレを背負って頑張ってきます。多くの人の支えがあってここまで来ることができました。感謝しかありません。本当にありがとうございました」
【動画】山田新、セルティックのユニフォームに袖を通す