明治安田J1リーグ第24節が20日に行われ、横浜F・マリノスはホームで名古屋グランパスに3-0で勝利。最下位を脱出し、18位に浮上した。


 79分からピッチに立った横浜FMのFW植中朝日は5月31日のFC町田ゼルビア戦以来の出場となったが、試合終了間際に相手のパスのズレから高い位置でボールを奪ったヤン・マテウスのおぜん立てからゴール。4月16日の清水エスパルス戦以来、約3カ月ぶりの得点を挙げた。得点シーンは「ふかさないように、GKにぶつけないように。ちょっと緊張しました」としつつ、「しっかりと決められてよかったです」と安堵の一言。

 今季苦しい戦いが続く横浜FMの中、植中自身は1カ月半以上、ピッチを離れた。「一回外から見ることで、客観的に自分たちが今どういう立ち位置なのかといったことが見れたので、そこはポジティブに捉えていきたい」と、離脱期間を振り返り、「飛び出す、背後に抜ける動きが全体的に少ないし、動いたとしても単発だったりと感じていたので、自分が入った時にはもっともっと出していきたいと思っていましたし、今日も(谷村)海那くんだったり、(井上)健太くんがたくさん出ていったことで相手も嫌がって、ラインが下がることにつながっていると思うので、自分も伝えられることは伝えていきたいですし、チームなので共有し合って、いい方向にチームで行ければと思っています」と、アグレッシブに戦っていく姿勢を示していきたいと続ける。

「いい復帰戦になりました」と数字が出たことは喜びつつ、「海那くん、ディーン(デイビッド)、ユーリ(アラウージョ)と、いい選手がたくさん入ってきたので、満足せずに試合に出続けてゴール決められるように、競争にも負けないように頑張っていきたい」と、今夏に前線の選手を補強したチームの中での競争に目を向け、最下位は脱出したものの、まだJ2降格圏にいるチームにおいて、「目の前の1試合1試合に勝つだけ」と、8月に再開するまでの中断期間でチーム力を高めて、一戦必勝で集中して戦っていくとコメントしている。


【ゴール動画】横浜FM vs 名古屋





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