セルティックを率いるブレンダン・ロジャーズ監督が、自身の契約延長を望んでいることを明かした。8月1日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。


 現在52歳のロジャーズ監督はワトフォード、レディング、スウォンジー、リヴァプールなどでの監督を歴任後、2015年夏にセルティックの監督に就任し、2シーズン半で2度の“国内3冠”を含む合計7つのタイトルをチームにもたらした。2019年2月にレスターの指揮官に就任し、2023年4月に解任された後、2023年7月にセルティックの指揮官に復帰。2シーズンで4つのタイトルを獲得している。

 そんなロジャーズ監督のセルティックとの現行契約は2026年6月30日までで残り1年となっているため、去就には注目が集まっている。

 将来が不透明となっているなか、ロジャーズ監督は契約満了までセルティックでの指揮を続けることを強調しつつ、筆頭株主のダーモット・デズモンド氏と最高経営責任者(CEO)のマイケル・ニコルソン氏と自身の将来について前向きな話し合いを行ったことを明らかにした。

「夏にダーモットとマイケルと話し合いをして、うまくいった。クラブは私に契約を提示するかしないかのどちらかになるだろう。どちらにせよ、ここでの最後の日まで全力を尽くすつもりだ。そのことは私に何も影響を与えない。私はここで全力を尽くし、チームが本当に良いシーズンを送れるよう尽力することに集中している」

「セルティックの男として、ここで過ごした時間は本当に楽しかった。復帰してから受けてきたサポートや全てが素晴らしい。しかし、困難なこともあった。
私の最大の思いは、クラブが前進し続けるのを助けたいということだけだ。私はただ何かを維持するだけのタイプの監督ではないし、そういったことの適任者でもない」

「私はチームを築き上げ、選手と共に働いて、個々の選手を成長させなければならない。もし、クラブがそう望むなら、私たちは合意に達するだろう。でも、そうでなければ、最後の最後まで全力を尽くすだけだ」

 すでに日本代表FW前田大然や同MF旗手怜央が所属していたセルティックには、今夏の移籍市場でアルビレックス新潟からDF稲村隼翔、川崎フロンターレからFW山田新が加入した。ロジャーズ監督の去就は在籍する日本人選手たちにも影響を与えそうだが、果たして新契約を締結することになるのだろうか。
編集部おすすめ