スタッド・ランスはここまでのジャパンツアーにおいて、モンテディオ山形に0-1、柏レイソルに1-2と敗れており、2連敗を喫している。ツアー初白星をめざしたG大阪戦は、キックオフから38秒後にG大阪のFWデニス・ヒュメットにゴールを許したものの、16分には敵陣左サイドでの素早い切り替えから、最後はMFパトリック・ザビが右足でシュートを突き刺し、試合を振り出しに戻す。後半に入ると64分、またも敵陣でのボール奪取から、最後はMFテディ・テウマが左足で狙い澄ました一撃を叩き込み、逆転に成功。試合はこのままタイムアップを迎え、スタッド・ランスが2-1でG大阪を破った。
同試合、関根は先発出場し、約60分間プレー。「3連敗でフランスに帰ることだけは避けたかったので、今日1勝できて、フランスに帰ることができて良かったです」と、勝利の喜びを口にした。
また、関根個人としては、内側の立ち位置でボールを受けながら、積極的に攻撃に関与していく姿が目立った。関根自身も「3試合の中で、個人的には今日が1番手応えがありました」とポジティブな感覚を口にすると、56分に迎えたビッグチャンスにも言及。ペナルティエリア手前中央の位置でボールを受けた関根は、テウマとのワンツーでボックス内へ侵入し、右足を振り抜いたが、シュートは枠を外れていた。
関根は「チャンスは外してしまったのですが、あのようなプレーを増やしていければ、この1年で数字は残せると思う」と語ると、「今日のようなプレーを意識しながら、フランスでもやっていきたいと思います」と今後を見据える。右サイドバックとして対峙したG大阪のFWウェルトンに対しても、「去年のJリーグで対戦した時と同じような力強さやドリブルの推進力を感じ、マッチアップするととても嫌な選手だなと感じました」と言葉を残した。
2024-25シーズンのリーグ・アンを16位で終え、昇降格プレーオフではメスに2戦合計スコア2-4と敗れたスタッド・ランスは、今季は2017-18シーズン以来となるリーグ・ドゥでの戦いを強いられる。
【動画】関根大輝は後半序盤にビッグチャンスに絡む!