アンデルレヒトに所属する日本人FW後藤啓介は、シント・トロイデンへ移籍する可能性があるようだ。5日、ベルギー人ジャーナリストのサシャ・タヴォリエリ氏が報じている。


 現在20歳の後藤は、ジュビロ磐田の下部組織出身で、2023年2月に高校生ながらトップチームに昇格。明治安田生命J2リーグで33試合に出場し、7ゴールを記録した。そして2024年1月にアンデルレヒトへ期限付き移籍すると、同年12月に完全移籍への移行が発表された。2024-25シーズンは、公式戦10試合の出場で3ゴールを挙げている。

 今夏のプレシーズンマッチのドルトレヒト(オランダ2部)戦でハットトリックを記録するなど、ベルギーの強豪アンデルレヒトで定位置確保に向けてアピールしていた後藤だが、移籍の可能性が浮上している。

 タヴォリエリ氏は、「アンデルレヒトがアドリアーノ・ベルタッチーニの移籍交渉の一環として、後藤をシント・トロイデンへの移籍を認める方針を示した」と報道。さらに「現在は移籍を完了させるために交渉が進められている」と伝えている。昨シーズン、シント・トロイデンで24ゴールを決めたベルタッチーニは、8月1日に移籍金500万ユーロ(約8億5000万円)でアンデルレヒトへの完全移籍が発表された。その取引の一部として、後藤の移籍が組み込まれる可能性があるようだ。
 
 ジュピラー・プロ・リーグはすでに2025-26シーズンが開幕しており、ここまで第2節が終了。アンデルレヒトは開幕2連勝を飾ったものの、後藤はスカッド外が続いている。
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