FIFAクラブワールドカップ2025で頭角を現したゴンサロ・ガルシアの存在が、エンドリッキについて考える契機を与えたようだ。というのも、レアル・マドリードは、21歳のカンテラーノと2030年夏までの契約延長で合意に達しており、将来性を見込んで10億ユーロ(約1700億円)の解除金を設定したとされている。これにより、新シーズンはFW陣の頂点に君臨するキリアン・エンバペの控えの座を、若手2選手が争うことになる。
そんななかで『アス』によると、エンドリッキもレアル・マドリードで勝負する決意を固めているとのこと。現在19歳の“点取り屋”は、昨夏に2年前から加入が内定していたレアル・マドリードに合流すると、公式戦で843分間のプレータイムをもらい、7得点を記録した。が、自身が欠場したFIFAクラブワールドカップでゴンサロ・ガルシアが大会得点王(4得点)に輝いたことは、「パルメイラス出身の選手にとって、より厳しい状況下で出場機会を争う重要な時期となることを予感させる」と『アス』は指摘した。
また同紙によると、レアル・マドリードとゴンサロ・ガルシアの契約延長は、ただ単にFW陣の層を強化するだけにとどまらず、クラブの将来的なスポーツプロジェクトにおけるエンドリッキの役割に深刻な疑問を投げかけるものという。バルデべバスで、カンテラーノに賭けるという決断が下されたことは、「エンドリッキにとって非常に厳しい状況を生み出した」と強調している。
現状、ハムストリングのケガが再発したことにより、1カ月ほど出遅れることが予想されるエンドリッキ。2025-26シーズンは、同選手にとってより結果が求められる1年となりそうだ。