Jリーグは12日、7月度の「2025明治安田Jリーグ KONAMI月間MVP」、「2025明治安田Jリーグ 月間優秀監督賞」、「2025明治安田Jリーグ月間ヤングプレーヤー賞」、「2025明治安田Jリーグ 月間ベストゴール」、「2025明治安田Jリーグ 月間ベストセーブ賞」を発表した。

 J1リーグの月間MVPは、7月に行われたリーグ戦で3戦全勝を達成したヴィッセル神戸から、FW宮代大聖が受賞を果たした。
宮代は7月開催のリーグ戦全3試合に先発し、2ゴールをマーク。JFA技術委員会は「覚醒してきている。リーグ戦を見ていると他の選手と比べ明らかにレベルが違うゴールが多い」との言葉で、そのパフォーマンスを絶賛した。なお、宮代個人としては通算3度目の同賞受賞となっている。

 J2リーグでは、首位をひた走る水戸ホーリーホックから、MF齋藤俊輔が初の選出を果たした。水戸は7月の2試合で連勝を飾っていたが、齋藤はその中心選手として3ゴールを記録。特に、2連勝中と調子を上げてきていたカターレ富山をホームに迎えた第23節では、2ゴールの活躍で3-0の快勝に貢献。ダントツ首位”での中断期間突入に一役買っていた。J3リーグでは、ヴァンラーレ八戸のFW澤上竜二が受賞。現在、八戸は6連勝中、9戦負けなしと絶好調で首位に立っているが、澤上は7月のリーグ戦で3ゴール1アシストと、攻撃陣をけん引する活躍を見せた。

 J1の月間優秀監督賞は、7月の段階で首位に立った神戸から、吉田孝行監督が通算3度目の選出。今季より新設されたベストセーブ賞では、第24節セレッソ大阪戦(3-3)の90+3分、湘南ベルマーレのGKポープ・ウィリアムがチームを敗北の危機から救ったセーブが輝いた。
月間ヤングプレーヤー賞は、ファジアーノ岡山のMF佐藤龍之介が今季2度目の受賞を果たしており、月間ベストゴールでは、第24節で柏レイソルとの上位対決を3-2で制した鹿島アントラーズから、先生スコアラーのFWレオ・セアラが選ばれた

 7月度の各賞受賞者一覧、および受賞者のコメントは下記の通り。

■明治安田Jリーグ KONAMI月間MVP
J1:宮代大聖(ヴィッセル神戸)
※受賞回数:3回目

「明治安田J1リーグ7月の月間MVPに選んでいただき、非常に嬉しく思います。自分の力だけではなく、いつも一緒に戦ってくれるサポーターやチームメイト、スタッフみんなのおかげで取れた賞だと思うので、感謝の気持ちを忘れずにこれからも頑張っていきたいです。これからも大事な試合が続くので、応援よろしくお願いします」

J2:齋藤俊輔(水戸ホーリーホック)
※受賞回数:初受賞
「この度は明治安田J2リーグ7月度の月間MVPに選出していただき、大変嬉しく思います。個人としていただいた賞ではありますが、水戸ホーリーホックに関わるすべての方々のおかげだと思っています。本当にありがとうございます。ただ、言葉で感謝を伝えて終わるのではなく、勝利が皆さんへの一番の恩返しだと思うので、まずは目の前の一戦一戦に全てを懸け、J2優勝・J1昇格を掴み取れるよう、自分の持っている力を最大限発揮し、勝利へつながるゴールやアシストを積み重ねていきたいと思います。引き続き、応援よろしくお願いいたします!」

J3:澤上竜二(ヴァンラーレ八戸)
※受賞回数:初受賞
「この度は7月度のKONAMI月間MVPに選出していただき、ありがとうございます。自分に関わってくれる家族、チームメイト、スタッフ、サポーター全ての人の支えのおかげです。プロになってから苦しい時期が多かったですが、諦めずに頑張ってきたからこの賞をいただけたと思います。ここから個人としてもチームとしても上にいけるように今まで以上に頑張ります。J2に昇格してみんなで喜びましょう!」

■明治安田Jリーグ 月間ベストゴール
J1:レオ・セアラ(鹿島アントラーズ)
※受賞回数:初受賞
▼2025年7月20日 第24節 鹿島アントラーズvs柏レイソル 5分の得点

「7月度のベストゴールを受賞でき、光栄に思います。
得点は自分一人の力で取れるものではないので、チームで決めたゴールがこのような実りあるものになってうれしいです。あのゴールは、相手GKがビルドアップに参加してポジショニングも前がかりになることが分かっていたので、良いタイミング、スピードでシュートを打つことができ、すべてが上手くいきました。自分のキャリアの中でも、最もきれいなゴールだったと思います。ここからまた、優勝を目指す上で大切な試合が続くので、勝利を積み重ねていけるよう選手、スタッフ、サポーターが一丸となり、ともに戦っていきましょう。」

J2:古長谷千博(ロアッソ熊本)
※受賞回数:初受賞
▼2025年7月12日 第23節 ブラウブリッツ秋田vsロアッソ熊本 44分の得点
「この度は7月の明治安田J2月間ベストゴールに選んでいただきありがとうございます。あのゴールはチームとして普段やっていることが詰まった1点だったので、とても嬉しかったです。チームメイトに感謝します。次はチームを勝たせるゴールを取れるように、また、このような賞を受賞できるように日々精進していきます」

J3:村越凱光(松本山雅FC)
※受賞回数:初受賞
▼2025年7月12日 第20節 松本山雅FCvs奈良クラブ 19分の得点
「この度は、J3月間ベストゴールに選出していただき大変嬉しく思います。このシュートは常にゴールを意識し、GKの位置を見ていたから生まれた得点だと思います。リーグ戦も折り返しに入り、難しい試合もあると思いますが、チームを勝利に導く得点を取れるよう頑張ると共に、またこの賞を受賞できるよう日々努力したいと思います」

■明治安田Jリーグ 月間優秀監督賞
J1:吉田孝行監督(ヴィッセル神戸)
※受賞回数:3回目

「素晴らしい賞をいただくことができて大変光栄ですし、嬉しく思います。選手やスタッフをはじめ、関わってくれた皆さんのおかげで取れた賞だと思っていますし、普段からを応援してくれているファン・サポーターたちにもこの場を借りて感謝を伝えたいです。自分たちは三連覇を目指しているので、これに満足せずこれからも一戦一戦、全力で戦っていきたいです」

J2:森直樹監督(水戸ホーリーホック)
※受賞回数:2回目
「この度は月間優秀監督に選出いただき、ありがとうございます。 7月は2試合のみでしたが、ホームでのファン・サポーターの皆さんの力強い後押しもあり、結果につなげることができました。
これから水戸ホーリーホックは、クラブとして未知なる領域に挑んでいきます。残りの試合も、共に戦って選手たちを後押ししていただけたら嬉しいです。一戦一戦、全力で勝利を目指して戦っていきます」

J3:石﨑信弘監督(ヴァンラーレ八戸)
※受賞回数:6回目
「この度は、6月度に引き続き、2025明治安田J3リーグ7月度の優秀監督賞に選出いただき、誠にありがとうございます。ファン・サポーターの皆様やパートナー企業・ホームタウンの皆様、クラブを支えて下さっている全ての皆様に先月に重ねて御礼申し上げます。チームは現在首位に位置していますが、一番大切なのはシーズンが終わった際に自分たちが何位にいるかです。先を見ずに目の前の一試合にクラブ一丸となって臨んで参りますので、チームへのより一層のご声援・サポートを何卒よろしくお願いいたします」

■明治安田Jリーグ月間ヤングプレーヤー賞
J1:佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)
※受賞回数:2回目

「この度は7月度の明治安田J1リーグ月間ヤングプレーヤー賞をいただき、嬉しく思います。試合を重ねるごとに、自信を持って心の底からプレーを楽しめています。チームの勝利に貢献するゴールやアシストができるよう引き続き頑張ります」

J2:石渡ネルソン(いわきFC)
※受賞回数:初受賞
「この度、7月度の明治安田J2月間ヤングプレーヤー賞に選出していただき、ありがとうございます。これまで個人賞をいただいたことがなかったので、とても嬉しく思いますし、大きな自信にも繋がります。ただ、まだまだ個人として課題は多いと感じています。1日1日を大切にトレーニングを積み重ね、ゴールやアシストを量産し、相手にとって脅威となる選手になれるよう、これからも努力を続けていきます」

J3:モハマドファルザン佐名(ザスパ群馬)
※受賞回数:初受賞
「まず、7月度の月間ヤングプレーヤー賞に選出いただいたこと、すごくうれしく思います。ザスパ群馬に来て、良い監督、良いスタッフ、良いチームメイトに出会えて本当に恵まれているなと思います。
これからも、どんどん活躍をしていきたいと思うので、引き続き、応援よろしくお願いします」

■明治安田Jリーグ月間ベストセーブ賞
J1:ポープ・ウィリアム(湘南ベルマーレ)
※受賞回数:初受賞
▼2025年7月19日 第24節 湘南ベルマーレvsセレッソ大阪 90+3分のセーブ

「この度は選出していただきありがとうございます。個人的には自分が選ばれるとは思っていなかったので驚きはありますが、とても光栄です。日々の積み重ねが試合に出ると思っていますし、あのシーンも無意識に身体を動かせていたので、日々の積み重ねが実った場面だと思います。まだまだ自分としてはチームの力になれていないというのが正直な気持ちですが、ここから自分の力でチームを勝たせることができるように、引き続き日々の積み重ねを大切にしていきたいと思います」

J2:ムン・キョンゴン(大分トリニータ)
※受賞回数:初受賞
▼2025年7月5日 第22節 V・ファーレン長崎vs大分トリニータ 90+5分のセーブ
「この度、明治安田J2月間ベストセーブ賞をいただく事になりました。ファン・サポーターの方々、コーチングスタッフ、選手に感謝いたします。また試合でセーブをたくさんして、チームを勝たせられるように頑張ります。これからも応援をお願い致します」

J3:山本透衣(FC大阪)
※受賞回数:2回目
▼2025年7月26日 第22節 FC大阪vsカマタマーレ讃岐 61分のセーブ
「2・3月に続いて再び選出いただき大変光栄です。ありがとうございます。この場面は、カウンターを受け連続してフリーで撃たれる状況となってしまいましたので、とにかく早いポジショニング修正、相手との距離感の詰め方を意識し少しでもシュートコースを狭くするよう努めました。失点を防げたのは最後に止めてくれた川上選手、カバーに入ってくれた堤選手のおかげです。攻守ともにやるべきことをチーム全員で一致して取り組めていることが、今回の守り、そしてその後の逆転勝利に結びつきました。何より集中切らさず最後まで戦えているのは、サポーターの声援のおかげです。
いつも心強い後押しありがとうございます!謙虚な気持ちを忘れずに、これからも勝利に貢献できるよう全力で努力していきます」


【動画】7月の月間ベストゴール&ベストセーブ



■明治安田Jリーグ 月間ベストゴール
▼J1:レオ・セアラ(鹿島アントラーズ)


▼J2:古長谷千博(ロアッソ熊本)


▼J3:村越凱光(松本山雅FC)


■明治安田Jリーグ月間ベストセーブ賞
▼J1:ポープ・ウィリアム(湘南ベルマーレ)


▼J2:ムン・キョンゴン(大分トリニータ)


▼J3:山本透衣(FC大阪)
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