アル・ナスルは15日、バイエルンからフランス代表FWキングスレイ・コマンを完全移籍で獲得したことを発表した。

 クラブの発表によると、2028年6月までの3年契約を締結し、背番号は「21」を着用する。
また、ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は移籍金3000万ユーロ(約51億円)と報じている。

 コマンはバイエルンと2027年6月までの契約を結んでいたが、高額な移籍金を見込まれることから今夏退団の可能性が浮上。コマン自身はバイエルン残留を望んでいるとも伝えられていたが、同選手に熱い視線を送っていたアル・ナスルが獲得を実現した。

 今回のコマン加入により、アル・ナスルは今夏3人目のビッグネームを確保。すでにチェルシーからポルトガル代表FWジョアン・フェリックス、バルセロナからスペイン代表DFイニゴ・マルティネスを獲得しており、5人目の新加入選手となった。

 現在29歳のパリ・サンジェルマン(PSG)の下部組織出身で、2013年2月にトップチームデビューを果たした。その後はユヴェントスを経由し、2015年夏からバイエルンで活躍。在籍10シーズンで公式戦339試合の出場で72ゴール71アシストを記録し、UEFAチャンピオンズリーグ優勝や計9回のブンデスリーガ制覇などに貢献した。
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