プレミアリーグ2025-26シーズンの開幕戦が15日に行われ、リヴァプールとボーンマスが対戦した。

 昨シーズンのプレミアリーグ王者リヴァプールは、連覇を狙うべく大型補強を敢行。
ドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツやフランス人FWウーゴ・エキティケらを迎え入れている。先日開催されたFAコミュニティ・シールドではPK戦の末、クリスタル・パレスに敗退。その敗戦を払しょくしたい試合となる。

 対するボーンマスは昨シーズン、リーグ戦を9位で終え、躍進のシーズンを過ごした。しかし今夏の移籍市場では、DFラインの中心選手が相次いで退団。不安を抱えながらの開幕となるが、3季目に突入したアンドニ・イラオラ監督の手腕に期待のかかるシーズンだ。

 キックオフ前には7月3日に事故で急逝したディオゴ・ジョッタと弟アンドレ・シウバへの黙とうが捧げられた。日本代表MF遠藤航がベンチスタートとなった一戦は、リヴァプールが最初のチャンスを作り出す。4分にはエキティケからパスを受けたモハメド・サラーがカットインからシュート。しかし、GKジョルジェ・ペトロヴィッチが弾き出す。

 ボーンマスはSB(サイドバック)が攻め上がり、サイドで数的優位を生み出し、ペナルティエリアに侵入を図る。右SBのアダム・スミスが駆け上がり、マーカス・タヴァーニアーに合わせるも、タヴァーニアーのシュートはうまくヒットせず。


 徐々にリヴァプールがボールを保持する時間が増えだすと、37分にエキティケがゴールをこじ開ける。アレクシス・マック・アリスターからパスを受けると、DFセネシを交わし冷静にシュート流し込んだ。

 リヴァプールの1点リードで試合を折り返すと、後半の立ち上がりに点差を広げる。コーディ・ガクポがドリブルでカットインし、右足を振り抜くとシュートはネットに吸い込まれた。すると60分、リヴァプールは両SBを交代。遠藤はジェレミー・フリンポンに変わり右SBで起用される。

 反撃を試みるボーンマスは64分、1点差に詰め寄る。カウンターから左サイドの背後を取ると、中央へクロス。そこに走り込んだアントワーヌ・セメニョが合わせた。さらに76分にセメニョが再びゴールを奪う。自陣からドリブルで持ち運び、左足でシュートを決め、独力でリヴァプールDFを打開した。

 勝ち越しを目指したいリヴァプールは88分に途中出場のフェデリコ・キエーザが勝ち越しゴールを決める。
敵陣ペナルティエリア内でもつれたところを、ボレーシュートを叩き込んだ。その後、さらにサラーが追加点を挙げ、リヴァプールが4-2で勝利。ボーンマスは一時、2点差を追いついたが悔しい敗戦となった。

 次戦リヴァプールは25日に敵地でニューカッスルと対戦。一方、ボーンマスは23日にウルブスをホームに迎え入れる。

【スコア】
リヴァプール 4-2 ボーンマス

【得点者】
1-0 37分 ウーゴ・エキティケ(リヴァプール)
2-0 49分 コーディ・ガクポ(リヴァプール)
2-1 64分 アントワーヌ・セメニョ(ボーンマス)
2-2 76分 アントワーヌ・セメニョ(ボーンマス)
3-2 88分 フェデリコ・キエーザ(リヴァプール)
4-2 90分+4分 モハメド・サラー(リヴァプール)


【動画】F・キエーザの劇的ゴール



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