ブライトンは昨シーズン、ファビアン・ヒュルツェラー監督の下、勝ち点「61」を獲得し、8位フィニッシュでシーズンを終えた。
一方のフルアムは、昨シーズンは11位でシーズンを終了。今夏はベテランGKバンジャマン・ルコントのみの獲得にとどまっており、指揮官も現在は不満を募らせている様子。トップ10入りが現実的な目標のシーズンとなる。
日本代表FW三笘薫がスターティングメンバーに名を連ねた一戦は、序盤から各所で激しい競り合いが繰り広げられる。25分にはジョルジニオ・リュテールが左サイドからカットインし、シュートを放つもフルアムのGKベルント・レノが冷静にセーブ。ブライトンは徐々に試合を支配し始める。28分、ヤンクバ・ミンテの仕掛けからマット・オライリーがクロス。そこに三笘がヘディングで合わせるも、枠には飛ばなかった。
その後、ミンテーがフルアムDFの背後に抜け出しGKと1対1になりかけるが、カルヴィン・バッシーが追いつき素早いカバーリングを披露。
後半に入り52分、リュテールが仕掛けファウルを誘い、ブライトンがPKをゲット。このPKをオライリーが沈め、ブライトンが一歩リードを奪う。65分、カウンターから三笘が抜け出し粘ると、ミンテーがシュート。ブライトンは前線の3枚が果敢に仕掛けていく。
両チームともに続々と交代カードを切り、ブライトンのジェイムズ・ミルナーも途中出場を果たす。これでプレミアリーグの通算出場時試合数を「639」に伸ばした。その後、両者ともにゴールに迫ると、後半アディショナルタイムにフルアムがCKからロドリゴ・ムニスが値千金の同点ゴールを挙げる。
試合はそのまま1-1で終了。ブライトンは次戦、24日に敵地でエヴァートンと対戦。フルアムはマンチェスター・ユナイテッドをホームに迎え入れる。
【スコア】
ブライトン 1-1 フルアム
【得点者】
1-0 55分 マット・オライリー(PK/ブライトン)
1-1 90分+6分 ロドリゴ・ムニス(フルアム)
【動画】オライリーのPK