ナポリがマンチェスター・ユナイテッドに所属するデンマーク代表FWラスムス・ホイルンドに関心を寄せているようだ。イギリス紙『ガーディアン』やイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。


 2年連続のスクデット獲得を目指すナポリだが、昨シーズンのセリエAで14ゴール10アシストをマークしたベルギー代表FWロメル・ルカクがオリンピアコスとのプレシーズンマッチで負傷し、左太もも大腿直筋の断裂と診断。『スカイスポーツ』などの現地メディアは最低3カ月の離脱になると伝えており、センターフォワード(CF)のポジションが手薄となっている。

 報道によると、ナポリはホイルンドとのレンタル契約を検討しているとのこと。2023年夏に推定7200万ポンド(約143億円)でマンチェスター・ユナイテッドに加入し、ここまで公式戦通算95試合出場26ゴール6アシストという成績を残している22歳だが、今シーズンはスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコの加入によって出場機会の減少が見込まれている。クラブとしてもレンタルでの放出を容認する構えのようだ。

 ナポリを率いるアントニオ・コンテ監督はホイルンドの能力を高く評価している模様。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、同クラブがルカクの負傷離脱に伴いCFの補強を画策しており、ホイルンドのレンタルに向けてマンチェスター・ユナイテッドと接触中であると伝えている。

 なお、ホイルンドに対しては同じセリエAのミランも関心を寄せている。イギリスメディア『BBC』によると、同クラブのイグリ・ターレSD(スポーツディレクター)は現地時間17日に行われたコッパ・イタリア1回戦のバーリ戦(2-0○)後に「ホイルンドは我々にとって良い選択肢だ。現在、彼を評価している段階だが、移籍市場は予測不可能だ」と明言したようだ。
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