アルビレックス新潟は20日、FW矢村健が藤枝MYFCに完全移籍することを発表した。なお、藤枝での背番号は「9」に決まっている。


 現在28歳の矢村は船橋市立船橋高校、新潟医療福祉大学を経て、2020年にアルビレックス新潟に加入。2023年から2024年にかけては藤枝への期限付き移籍を経験し、今年から新潟に復帰していた。今シーズンはここまで2025明治安田J1リーグで23試合出場4得点、2025JリーグYBCルヴァンカップで3試合出場、天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会で2試合出場を記録していた。

 移籍が決定した矢村は新潟のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「このたび、藤枝MYFCに移籍することになりました。J1残留に向けて、力になりたい気持ちはすごくありました。なんとしてもアルビでという想いで、今季は期限付き移籍から復帰しましたが、なかなかチャンスを掴みきれず、力になりきれなかったことをとても悔しく思います」

「大学在籍時から特別指定としてチームに加わり、期限付き移籍していた時期も含めて約6年半、経験豊富な選手をはじめ、コーチングスタッフやクラブに関わる多くの方々から、たくさん可愛がってもらえたことに感謝しています。皆さんのおかげで、いろいろなことを学び、また成長することができました。ありがとうございました」

「アルビレックス新潟の選手としてビッグスワンに初めて立ったとき、ゴールを決めたとき、そして、勝ったときの歓声と高揚感は一生忘れることはありません。何よりも、苦しいときも熱い声援を送り続けてくれるサポーターの皆さんは、新潟にとっての誇りだと思っています」

「アルビレックス新潟でプロキャリアをスタートできたことを幸せに思います。理想的なお別れではありませんが、全力で闘ってきます。本当にありがとうございました」

 また、新潟の代表取締役社長を務める中野幸夫氏も以下のようにコメントしている。


「このたびの第2登録期間(ウインドー)におきまして、当クラブでは7選手を獲得し、今シーズン当初から新潟のために戦ってくれている選手たちとともに、J1リーグへの残留を勝ち取ることを目標に据えております。もちろん、矢村選手もそのメンバーの一人として考えており、当クラブとして最大限の慰留に努めましたが、選手の強い意志を尊重し、移籍を受け入れました」

「現在、当クラブとして最低限の目標に掲げております、J1リーグへの残留に向けて、どの選手も全力を注ぐ決意を示しており、大変心強く感じています。登録期間は終了となりますが、当クラブは引き続き新潟のために戦う選手、監督・スタッフのサポートを継続してまいります」

「サポーターの皆様には、目標に向かって勇ましく歩んでいるトップチームに、これまで以上の温かいご声援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」

 そして、矢村は藤枝のクラブ公式サイトでも「この度、アルビレックス新潟から加入することになりました。再び、藤枝MYFCの力になれることを嬉しく思います。ピッチ内外に関わらず、チームにとって一つでも多くのことをプラスに変えられるように、結果で示します。全身全霊で闘っていきますので、熱い応援をよろしくお願いします」とコメントしている。
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