カンファレンスリーグ(ECL)予選・プレーオフのファーストレグ24試合が21日に行われた。

 今シーズンのECL・リーグフェーズは10月2日に開幕予定となっている。
本大会に出場する36枠のうち、12枠は上位大会にあたるヨーロッパリーグ(EL)予選のプレーオフで敗れたチームが獲得。今プレーオフは残る24枠を懸けての争いとなる。

 ECLの予選は1回戦、2回戦、3回戦、プレーオフと4つのステージが設けられている。2025-26シーズンのECL予選は7月8日に開幕し、既に“最終章”のプレーオフに突入。ホーム&アウェイ形式で行われる今プレーオフで、2戦合計スコアで上回ったチームが、ECL本大会へ進む切符を手にする。なお、「チャンピオンズパス」に分類されるのは、元々最上位大会のチャンピオンズリーグ(CL)予選を戦っていたチーム。CLからの敗退組を除くEL予選の敗者、および昨季の所属リーグや国内カップ戦の結果を受けて出場権を獲得したチームは「メインパス」に振り分けられる。

 21日にはファーストレグの24試合が開催。今予選には日本人選手の在籍クラブも参戦している。日本代表MF鎌田大地はケガのため欠場したが、クリスタル・パレスはフランス人FWジャン・フィリップ・マテタが挙げた得点により、フレドリクスタを1-0で撃破。MF佐野海舟、MF川﨑颯太と2名の日本人ボランチを擁するマインツは、敵地でローゼンボリに1-2で敗れ、ホーム開催のセカンドレグで逆転を目指すこととなった。なお、佐野は中盤の一角でフル出場しており、川﨑はベンチ入りしたものの出番はなかった。


 FW福田翔生、FW内野航太郎と2名の日本人アタッカーを擁するブレンビーは、敵地でストラスブールとスコアレスドロー。福田は後半アディショナルタイムよりピッチに立ったが、内野はメンバーには入ったものの出番は訪れていない。DF毎熊晟矢はケガのため欠場したが、AZはアウェイでレフスキ・ソフィアに2-0と先勝。ヤギエロニア・ビャウィストクはホームでディナモ・シティを3-0で破っており、DF小林友希はフル出場で快勝に貢献した。

 EL予選に参戦しながら、3回戦で敗れていたレギア・ワルシャワは、ハイバーニアン(スコットランド)の本拠地で2-1と勝利を手にしており、72分から途中交代で入ったDF森下龍矢も勝利に貢献。MF大島拓登が90分より出場したノア・エレバンも、オリンピア・リュブリャナを4-1で下し、本大会出場へ王手をかけた。

 ECL予選・プレーオフのファーストレグの結果は下記の通り。セカンドレグは27日から28日にかけて開催される。
 
■ECL予選・プレーオフ ファーストレグ結果
▼チャンピオンズパス
ハムルーン・スパルタンズ(マルタ) 1-0 RFS(ラトビア)
シェルボーン(アイルランド) 3-1 リンフィールド(北アイルランド)
ブレイザブリク(アイスランド) 2-1 ヴィルトゥス(サンマリノ)
ドリタ(コソボ) 2-1 ディフェルダンジュ03(ルクセンブルク)
オリンピア・リュブリャナ(スロベニア) 1-4 ノア・エレバン(アルメニア)

▼リーグパス
ストラスブール(フランス) 0-0 ブレンビー(デンマーク)
ヤギエロニア・ビャウィストク(ポーランド) 3-0 ディナモ・シティ(アルバニア)
シャフタール・ドネツク(ウクライナ) 1-1 セルヴェット(スイス)
アンデルレヒト(ベルギー) 1-1 AEKアテネ(ギリシャ)
イスタンブール・バシャクシェヒル(トルコ) 1-2 ウニヴェルシタテア・クラヨーヴァ(ルーマニア)
クリスタル・パレス(イングランド) 1-0 フレドリクスタ(ノルウェー)
ツェリェ (スロベニア) 1-0 バニーク・オストラヴァ(チェコ)
ラクフ・チェンストホヴァ(ポーランド) 1-0 アルダ・クルジャリ(ブルガリア)
ハイバーニアン(スコットランド) 1-2 レギア・ワルシャワ(ポーランド)
レフスキ・ソフィア(ブルガリア) 0-2 AZ(オランダ)
ポリーシャ・ジトーミル(ウクライナ) 0-3  フィオレンティーナ(イタリア)
ジェールETO(ハンガリー) 2-1 ラピード・ウィーン(オーストリア)
ネマン・フロドナ(ベラルーシ) 0-1 ラージョ・バジェカーノ(スペイン)
ローザンヌ(スイス) 1-1 ベシクタシュ(スイス)
サンタ・クララ(ポルトガル) 1-2  シャムロック・ローヴァーズ(アイルランド)
ローゼンボリ(ノルウェー) 2-1 マインツ(ドイツ)
スパルタ・プラハ(チェコ) 2-0 リガ(ラトビア)
BKヘッケン(スウェーデン) 7-2  CFRクルジュ(ルーマニア)
ヴォルフスベルガー(オーストリア) 2-1 オモニア・ニコシア(キプロス)
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