レアル・マドリードに所属するMFダニ・セバージョスが、クラブ退団を匂わせる投稿を行った。25日付で、スペイン紙『マルカ』が報じている。


 これは、「もう何年も離れているけど、試合は全部見ている」と“古巣”を恋慕した、ダニ・セバージョスのベティス復帰の伏線なのだろうか。1996年8月7日生まれで現在28歳の同選手は、ベティスのカンテラからトップチームへと昇格し活躍した後、2017年夏にレアル・マドリードに加入。確かなテクニックとパスセンス、アンダルシア人らしさのパッションでチームに貢献してきた一方で、アーセナルへの2度のレンタル移籍など、スター選手を擁する銀河系軍団において絶対的な主力に定着するまでには至っていない。

 そんなセバージョスは、今シーズンより指揮を取るシャビ・アロンソ新監督の下においても、先のFIFAクラブワールドカップ2025を含めたここまでの8試合で、すべてベンチスタート。24日のラ・リーガ第2節オビエド戦は、2点リードで迎えた86分からのプレーだった。

 すると試合後、自身の公式Instagramのストーリーズを更新したセバージョスは、プレーしている写真とともに、「Last dance」という“意味深なメッセージ”を添えたのだ。スペイン紙『マルカ』は、これについて「彼がレアル・マドリードで最後の試合をプレーした可能性を示唆している」と指摘。さらに同選手が、ここ数週間に渡ってSNS上で、自身のベティス復帰に関する報道にリアクションを見せてきたことにも触れ、「彼は緑と白のユニフォームを再び着たいという強い思いを隠しておらず、いいねやコメントを通してその気持ちを訴えてきた」と併せて伝えている。

 いよいよ、今夏の移籍市場が最終週を迎える。「去就は重要なテーマ」と先月に語っていただけに、この1週間はより注目を集めることになるセバージョス。果たして、クラブ残留か退団か、それとも「その扉が常に開いているといいね」と切に願ったベティス復帰か。
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