開幕まで1年を切ったFIFAワールドカップ26で優勝という壮大な目標を掲げている日本代表。
メキシコとアメリカはFIFAランクで日本代表よりも上位に位置。アジアでの戦いとの違いについて「強度」を上げた森保監督は「最終予選の対戦相手はどちらかというと組織的に守備をしてカウンター狙いというのがあったと思いますが、メキシコとアメリカはよりプレッシャーをかけて戦ってくると思います。世界の激しく厳しい環境の中でプレーしている選手も多いので、激しさと厳しさはアジアと変わってくると思います」とコメントした。
本大会開催国での貴重な実戦機会となる今回のアメリカ遠征。森保監督は「まだドローが終わっていなく、どこで試合をやるというのも決まっていないので、すべてワールドカップ想定というところではないと思います」と前置きしつつ、次のように言葉を続けた。
「アメリカの地に立って試合をするという雰囲気を感じ、想像できることは来年に向けてモチベーションを上げる意味で非常に大きなところがあると思います。1試合目から2試合目は西から東に移動し、アメリカ国内でも3時間の時差があります。ワールドカップでは中2日で試合をすることはないと思いますが、時差や気候の違いにアジャストしながら最高のコンディションを作って戦わなければならないというところは想定になるかと思います」
対戦相手の印象については「メキシコはよりオールコートのプレスをかけながら、試合の主導権を握ろうとする印象があります。アメリカは監督就任から選手を固めるというよりも、色々な選手を試し、戦術浸透をより多くの選手に促しながらチームを固める作業をしている印象です。チームの中でも個々の強度は高いですが、より組織的に守備をしながら速い攻撃に繋げていくという部分では、同じ良い守備から良い攻撃でもやり方や戦術の違いがあると思います」と語った。
メキシコ戦は日本時間7日の11時キックオフ予定でNHK総合テレビにて生中継、NHKプラスでも同時、およびU-NEXTにてリアルタイム配信・見逃し配信される。また、アメリカ戦は日本時間10日の8時37分キックオフ予定となっており、NHK BSにて生中継、およびU-NEXTにてリアルタイム配信/見逃し配信される予定だ。